琵琶湖の水中遺跡発見100年記念講演会
今年、滋賀県で非常に重要なイベントが開催されます。それは、長浜市の葛籠尾崎湖底遺跡が発見されてから100年を迎えることを記念した講演会と展示会です。このイベントは、琵琶湖に眠る水中遺跡の魅力を再発見し、地域への関心を高めることを目的としています。
水中遺跡とは?
滋賀県には、国内でも珍しい約80か所の水中遺跡があります。特に、長浜市の葛籠尾崎湖底遺跡は、1924年に発見された日本の水中遺跡の調査研究の先駆けとなった場所です。これらの遺跡は、縄文時代以来の様々な貴重な文化財が埋まっており、まさに滋賀の宝として大切にされています。
講演会の詳細
記念講演会は、2023年12月8日(日)に長浜市の湖北文化ホールで開催されます。参加は無料で、事前の申し込みは不要ですが、定員は250名で先着順となっています。イベントは以下のスケジュールで進行します。
- - 12:30 受付開始
- - 13:00 開会あいさつ
- - 13:05 報告「琵琶湖の水中遺跡の現状とこれまでの調査成果」
- 報告者:滋賀県文化スポーツ部文化財保護課 福西貴彦
- - 13:30 講演「湖底遺跡(水中遺跡)の謎に迫る」
- 講師: 琵琶湖博物館研究部環境史研究係主任学芸員 妹尾裕介
展示会の開催
同日からは、12月15日(日)まで湖北文化ホールにて展示会も行われます。こちらも入場は無料で、主な展示品として大津市の粟津湖底遺跡や長浜市の塩津港遺跡から出土した貴重な品々が公開されます。この展示は、水中遺跡に対する理解を深めるための良い機会です。
特別開館の企画
さらに特別な企画として、葛籠尾崎湖底遺跡資料館が当日限り特別開館されます。通常は電話での予約が必要ですが、12月8日(日)は予約なしで入館できるため、この機会にぜひ訪れてみてください。営業時間は9時から16時までで、入館料は200円(中学生以下は無料)です。
地域への影響
滋賀県では、近年、人口減少や高齢化が進む中、地域の活性化が大きな課題となっています。この水中遺跡の発見100年を契機に、地域の文化の魅力を伝え、誇りを醸成する取り組みが期待されています。特に、地域の皆さんがこのような遺跡に触れることにより、歴史への理解が深まることが大切です。
まとめ
琵琶湖に眠る水中遺跡の魅力を知る絶好の機会、ぜひ12月8日以降の講演会や展示会に足を運んでみてはいかがでしょうか。滋賀県の歴史を感じながら、自らのルーツを再発見する旅へ出かけましょう。
詳しい情報は滋賀県文化スポーツ部文化財保護課のウェブサイトや、記念物・埋蔵文化財係にお問い合わせください。
お問い合わせ先
滋賀県文化スポーツ部文化財保護課記念物・埋蔵文化財係
TEL:077-528-4674
FAX:077-528-4956
E-Mail:
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