artienceグループが2024年度省エネ大賞を受賞
artienceグループがこの度、2024年度の省エネ大賞において、特に優れた省エネ取り組みとして省エネルギーセンター会長賞を受賞しました。この賞は、一般財団法人省エネルギーセンターが主催しており、事業者や事業場における他者の模範となる省エネの努力を称えるものです。
受賞の背景
artienceグループは、東洋インキ株式会社の埼玉製造所において、「省エネモデル建屋における省エネ活動の深化と省エネ手法の水平展開」を実施し、これが高く評価されました。特に、グループ内での省エネ化を推進するために、トーヨーケム株式会社川越製造所を「省エネコンサルティング組織」と位置づけ、エネルギー消費の多い拠点である埼玉製造所に対して、他の拠点からの知見を共有する活動が功を奏したのです。
具体的な取り組み
埼玉製造所では、ビジネスインテリジェンス(BI)ツールを活用して、埋没データを的確に分析しました。全社員が参加する形で省エネ活動が進み、このアプローチによって多くのエネルギーロスが解消されました。その結果、埼玉製造所全体のエネルギー消費量は2020年度比で1,982kL、CO2排出量は3,484t-CO2の削減に成功しました。また、エネルギー効率を示す原単位も13.4%改善されたことが報告されています。
このような省エネの実績は、artience株式会社、東洋インキ埼玉製造所、トーヨーケム川越製造所の合同受賞に繋がりました。
サステナビリティへのコミットメント
artienceグループは、サステナビリティビジョンである「asv2050/2030」を基にさらなる省エネルギーの推進を計画しています。環境マネジメントシステムの構築と維持に注力し、環境負荷を低減することで持続可能な社会の実現に向けた貢献を続けていく方針です。
artience株式会社について
artience株式会社は1896年に創立されたファインケミカル素材を手掛ける化学メーカーです。企業名の変更に伴い「東洋インキ製造株式会社」と名乗っていましたが、現在は色材、機能材、ポリマー、塗加工など、幅広いセグメントで事業を展開しています。また、エネルギー、エレクトロニクス、バイオ・ヘルスケア分野にも進出し、先端技術を通じて世界中の人々に貢献しています。詳しくは
artienceグループのウェブサイトをご覧ください。
artienceグループの活動は、今後も環境との調和を重視した取り組みとして、多くの支持を受け続けることでしょう。