PRISMが資金調達
2021-12-03 08:00:03
クラウド型ハードウェア開発プラットフォーム「PRISM」が資金調達を実施、未来のモノづくりを変革へ
クラウド型ハードウェア開発プラットフォーム「PRISM」が注目を集める
株式会社Thingsが開発した「PRISM」は、設計データを一元的に管理することを目的としたクラウド型プラットフォームです。この革新的なサービスは、図面、CAD、回路図、部品表、変更履歴、仕様など、あらゆる設計データをクラウド上で統合的に管理することができます。
制造業のデータ管理に革新を
「PRISM」を利用することで、製造業の多くの企業は、部署や拠点に依存せずにデータをスムーズに共有できる環境を確立できます。これにより情報の伝達が迅速化し、製品開発にかかる時間を短縮し、より効率的なモノづくりが可能となります。
現在、製造業では複雑化や情報のブラックボックス化が進行しており、経済産業省が発表したDXレポートでは、これが国際競争の遅れや経済損失につながるリスクが指摘されています。また、コロナ禍の影響でリモートワークが普及し、サプライチェーンの混乱も続いているため、製造業が直面する課題は増加しています。このような背景がある中、「PRISM」の重要性がますます高まっているといえるでしょう。
シードラウンドでの資金調達
Thingsは、早期に「PRISM」を市場に展開するために、ANRI4号投資事業有限責任組合を引受先としたシードラウンドの資金調達を行いました。この資金を利用して、プロダクトの開発、マーケティングおよび人材採用を進める計画です。代表取締役の鈴木氏は、モノづくりにおけるデータの民主化を目指し、多くの優れたハードウェアを生み出す世界を実現したいと語っています。
β版モニターの募集
「PRISM」の利便性向上を目指し、現在、ユーザー視点での評価を行っていただける企業を募集しています。参加企業には、初年度のライセンス料無料やDXコンサルティングサービスの提供などの特典があります。有効活用していただくことで、製造業におけるデジタルトランスフォーメーションを加速させることが期待されています。
製造業の未来を共に
Thingsのミッションは、モノのデータを民主化し、全ての関係者が協力できる環境を創造することです。製造業が新しい時代に進むためには、熱意ある職人たちの支えが不可欠です。代表の鈴木氏は、業界の進化に挑む企業と共に、優れたハードウェアが世に広まることを目指しています。
まとめ
「PRISM」は、データ管理の効率化だけなく、製造業の根本的な変革をもたらす可能性を秘めています。今後、このクラウド型ハードウェア開発プラットフォームが業界に与える影響に、ますます注目です。新たな挑戦を続けるThings社の動向にも期待が寄せられています。
会社情報
- 会社名
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株式会社Things
- 住所
- 東京都港区赤坂1-14-14第35興和ビル4F 403
- 電話番号
-
050-1807-3383