北九州市の新たな挑戦
株式会社ミライクルラボは、福岡県北九州市が推進する「令和7年度 企業変革・スタートアップ・グロースサポート事業」に採択されました。これは、「イノベーション支援プログラム」の一環として、「Z世代を対象にしたゆるやかなコミュニティの創出」をテーマにしたもので、社会的孤立という重要な課題に取り組むことが評価された結果です。支援は令和7年度から2年間を予定しており、ミライクルラボはこの機会を通じて新しいコミュニティづくりを目指しています。
現代社会の課題
近年、北九州市では少子高齢化や貧困、高齢者の孤立が深刻な問題となっています。特に、単身高齢者の増加に伴う社会的孤立リスクが高まり、自治組織への加入率の低下が見られています。また、若者層においては孤独感が増しており、これらの課題解決が急務です。ミライクルラボが展開する「Academee北九州」プロジェクトは、自治体の支援を受けながら、学生と地域企業が協力して新たなコミュニティを形成することを目指しています。
プロジェクトの仕組み
「Academee」は、企業の実務を学生の学びに変換する独自のプログラムで、リアルな業務を教材化し、学生が実際に成果物を納品するまでのプロセスを経験します。この仕組みにより、企業の課題解決と学生の成長を同時に促進することが可能に。ミライクルラボは、業務を教材とすることで学ぶ新たな環境を提供し、地域企業との連携を強化しています。
このプロジェクトには、株式会社ワールドインテックやATOMica北九州と連携し、産業界、教育機関、地域住民をつなぐプラットフォームを作ります。オンラインとリアルの両方で参加できることから、多様な人が集まりやすく、興味を持つ人たちの交流を促進します。
目指す成果と今後の展望
本事業を通じて、学生と地域社会、企業の強い結びつきを形成し、学校や学年を越えた本質的なつながりを育むことが期待されています。その結果、卒業後も続く人材育成の循環モデルを確立し、最終的には北九州市に拠点を設置することを目指しています。この拠点を基に、雇用創出や企業連携を継続的に行うことで、地域全体を活性化させることを目指します。
参画企業の募集
このプロジェクトでは、地域の課題解決や若者コミュニティの創出に貢献できる企業や団体を広く募集しています。参加によって得られるメリットには、学生との共創による革新的アイデアの発見や、CSRやSDGs活動としての社会的価値創出が含まれます。このような協業は柔軟に設計でき、様々な参加方法を提供します。本プロジェクトに興味がある企業は、ぜひお問い合わせいただきたいです。
株式会社ミライクルラボの活動
株式会社ミライクルラボは、「はやく大人になりたくなる」をモットーに、子どもたちが自らの「好き」や「違和感」を基に未来を切り拓く力を育む教育プログラムを全国で実施しています。アントレプレナーシップ教育や探究学習を通じて、学びと社会を結びつける教育モデルの構築を目指しており、学生が実仕事に関与する仕組みを提供することで、教育と実社会のつながりを強化しています。
この地域における新たな試みを通じて、若者の未来が明るく照らされることを願っています。