トリプラとAdyenの提携
2024-11-28 15:23:00

宿泊予約サービスのトリプラがAdyen決済プラットフォームを採用し利便性向上

宿泊予約業界に革命をもたらす新たな提携が発表されました。宿泊予約サービスのトリプラ株式会社が、世界中の大手企業が選ぶ決済プラットフォームAdyenを採用したのです。この連携により、トリプラの予約エンジン「tripla Book」利用施設が、国内外の宿泊者からの決済情報を一元管理できるようになり、多通貨決済にも対応可能になります。

「tripla Book」は、宿泊者が約2ステップで予約を完了できるシンプルなシステムを提供しています。このシステムで予約を行う際、宿泊者はクレジットカードを使用しての事前決済が可能となります。このようなサービス導入の背景には、インバウンド需要の急増があり、お客様によりスムーズな決済体験を提供するための一環としての位置づけがあるのです。

さらに、Adyenの決済システムを通じて、アジア太平洋地域における宿泊予約の場面では、宿泊者からの多通貨決済を最新の為替レートで受け付けることができるようになります。ますます多様化する旅行ニーズに迅速に対応するため、両社の提携は重要なステップといえるでしょう。

また、近年のOTA業界において、無断キャンセルが増加し宿泊施設に経済的負担をかける問題が顕著です。こうした無断キャンセルによるキャンセル料回収の難しさを解決するため、トリプラは宿泊施設専用の決済サービス「tripla Pay」を提供。これにより宿泊施設では、キャンセル料を請求するための専用URLを発行し、予約者に送信する仕組みを整えています。

「tripla Pay」では、ネットワークトークンという高度なセキュリティ技術を活用して、カード情報を保護。これにより、不正利用やデータ漏洩のリスクが軽減されるため、宿泊者も安心してサービスを利用することが可能です。

トリプラ社のCEO、高橋和久氏は、「インバウンド需要が高まる中で、Adyenのプラットフォーム導入により、宿泊施設様に革新的な決済システムを提供できることは、大変喜ばしい」と述べています。また、Adyenの日本カントリーマネージャー、アダム・ブラウンステイン氏も、両社の提携によって宿泊施設がグローバルでの展開を楽に行えるほか、決済の迅速化や手数料の最適化を実現できると話しています。

Adyenは、フィンテックプラットフォームとして大手企業に最適なソリューションを提供しており、LVMHやUber、adidasなど大規模なクライアントにサービスを展開しています。トリプラとの提携も、その企業戦略の一環として位置づけられています。

トリプラ自体も、宿泊業界に特化したSaaS型のサービスを展開しており、AIチャットボットである「tripla Bot」から始まり、予約エンジン「tripla Book」、CRMサービス「tripla Connect」、そして現地決済サービス「tripla Pay」と多岐に渡ってサービスを提供してきました。これらのサービスは、トリプラが掲げる「宿泊業界のデジタル変革」の指針の下に築かれており、グローバル化が進む今、ますます注目されています。

今回のAdyenとの提携は、宿泊業界の決済環境を刷新し、より効率的かつ安全なサービスを宿泊施設及び宿泊者に提供する鍵となるでしょう。トリプラは、今後も進化し続け、宿泊サービスの利便性向上に寄与していくと考えられます。


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会社情報

会社名
Adyen Japan株式会社
住所
東京都渋谷区渋谷2丁目24-12渋谷スクランブルスクエア39階
電話番号

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