三菱UFJ信託銀行が個人向けプロジェクトファイナンス信託を開始

三菱UFJ信託銀行株式会社が新たに導入したプロジェクトファイナンスをベースとする金銭信託商品が、個人向けに販売を開始します。この取り組みは日本初となり、投資の幅を広げる画期的な試みです。本信託は、株式会社愛知国際アリーナへの貸付債権を裏付けとしており、IGアリーナの整備・運営に向けた資金調達に寄与するものです。

IGアリーナは、名古屋城が見える名城公園内に建設中で、17,000人の収容能力を持ち、スポーツや音楽イベントに最適な施設です。三菱UFJ信託銀行は、金銭信託「マネフィット」を通じて直接販売を行い、より多くの個人投資家がアリーナの運営に参加できるようになります。この新しい金銭信託は、受託者が三菱UFJ信託銀行であり、保証人は三菱UFJ銀行が務めるので、安定性も期待されています。

マネフィットについても触れておくと、これは2022年からサービスを開始したもので、来店なしにスマートフォンから金銭信託を簡単に購入できるプラットフォームです。取り扱う商品は実績配当型で、定期預金よりも高い収益を目指すことができ、これまでに元本割れの実績はありません。個人投資家にとっては、より魅力的な資産運用の選択肢が提供されます。

三菱UFJ信託銀行は、今後も地域に根ざした支援や社会課題の解決を目指して多様な信託商品を提供していく方針を表明しています。