70年の歴史を感じる「山のホテル」つつじ・しゃくなげフェア開催

開業70周年を迎えた「山のホテル」

1948年に開業した小田急山のホテルは、今年で70周年を迎えます。かつて岩崎小彌太男爵の別邸があったこの場所には、男爵によって整備されたツツジ庭園が広がっています。ここには、約30種類、3,000株のツツジと約20種、300株のシャクナゲが植えられ、その多くは100年以上の歴史を持ち、訪れる人々に安らぎを与えています。

ツツジ庭園の魅力

この庭園には、1900年代初頭に planted されたツツジが多く、背丈を超える大きな株が整然と並びます。各株は“玉仕立て”と呼ばれる技法で美しく剪定され、庭全体が色彩豊かな景観を形成しています。ピンク、赤、紫、白といった色とりどりの花が次々に咲き誇り、訪問者の目を楽しませています。庭の起伏を利用した配置は、まるで自然のキャンバスのようで、富士山や芦ノ湖に優美につながっているかのようです。

特別イベント内容

今年の「つつじ・しゃくなげフェア」は、5月1日から下旬まで開催され、ツツジの開花状況に応じて期間が変更される可能性もあります。訪れる際は、ぜひ新型特急ロマンスカー・GSE（70000形）に乗って向かうのも一つの楽しみです。また、庭園見学は毎日9時から17時まで可能で、入場料は800円です。

俳句募集も実施中

フェア期間中は「つつじ」を兼題とした俳句募集も行い、選者に中原道夫氏を招いています。応募方法はハガキかホテルの公式サイトから簡単に行えるので、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

新作スイーツの登場

また、ツツジの見頃に合わせて、山のホテル直営の「ロザージュ」では、4月9日から5月31日まで期間限定の「つつじ～Azalée～」というスイーツが登場。特製の「つつじティー」を使用したムースに、フランボワーズジャムを詰め、装飾には赤い飴細工で華やかさを加えています。見た目も香りも楽しめるスイーツは、庭園鑑賞の後にぴったりです。