共創型プログラミング教室の開校
2020年4月から、小学校でプログラミング教育が必修化されました。これはAI時代を見据え、未来を担う人材を育成するための重要な取り組みです。この背景には、従来の業務がAIやロボットに代替される中、創造性や協力をもって問題を解決する力が求められているという現実があります。
STEAM学習振興会とデジタルアート集団のチームラボは、プログラミングの学びを通じて「共創」を体験することが、現代の教育に必要不可欠であると位置づけています。彼らが共に開校する「共創型プログラミング教室」では、人間だけが持つ共同的な創造性を育むことを目的としたカリキュラムが展開されます。
学習教材『あそぶ!天才プログラミング』の特徴
この教室で使用される教材『あそぶ!天才プログラミング』は、子どもたちが自分自身の描いたキャラクターをプログラムを用いて動かすという、非常に直感的で楽しめる方法でプログラミングを学ぶことができます。タブレットを使ってブロックを組み合わせることで、プログラミングの基本的な考え方を自然に身につけられます。
描いたキャラクター「ピープル」は、動きやアクションをプログラムによって制御可能で、周囲のピープルとインタラクションすることで、さらに楽しい体験を提供します。これにより、プログラミングの面白さを感じながら、他者とコミュニケーションをいかにして取るかを学べるのです。
カリキュラムの3つの要素
この新しい教室では、次の3つの能力が育成されることを目指しています。
1.
プログラミング的思考による問題解決力
子どもたちは、空間認識や自動化の概念を理解し、効率的な問題解決能力を身につけます。
2.
創造力
ダンスや音楽、物語作りの体験を通じて、観察力やアイデアの創出を促し、誰もが創造できることを実感します。
3.
協働力
チームでのグループ作業を通じ、他者との協力や創造的な解決策を生むプロセスを体験します。
教室のユニークな点
このプログラミング教室は、従来の教室と比べて以下の特長があります。
生徒たちは、自分が描いたキャラクターに感情移入し、プログラミングを通じて感動を覚えることで、モチベーションが向上します。
生徒同士の協力を重視し、個々のスキルに応じた課題設定がなされています。このようにして、彼らは独自の創造力を発揮し、問題解決にあたります。
プログラミングだけでなく、クリエイティビティや協力を重視した指導を行う講師たちによって、より多様で豊かな学びが提供されます。
今後の展開
「共創型プログラミング教室」は、名古屋のグローバル進学塾「エコール・ドゥ・アンファン」を皮切りに全国展開を計画しており、将来的には海外展開も視野に入れています。教育の未来を考え、子どもたちにとって価値のある体験を提供していくこの取り組みは、多くの人々にとって新たな学びの選択肢となるでしょう。
このプログラミングへアクセスしたい方は、以下のリンクをご覧ください。
「あそぶ!天才プログラミングの学校」公式サイト
STEAM学習振興会公式サイト