新たな採用支援プロジェクトの始まり
株式会社エンクルと株式会社スタッフサービス・エンジニアリングが、新たに立ち上げた採用支援プロジェクトは、現代のモノづくり業界が抱える重要な課題である後継者不足の解消を目指すものです。特に、熟練職人の高齢化や技術継承の問題は、業界全体の持続可能性を脅かす要因となっており、両社はこの問題に真摯に向き合うことを決意しました。
プロジェクトの背景
エンクルは独自のギフトサービス「colettene」を通じて、全国各地のつくり手と直接対話し、その現状を丹念に確認してきました。多くのつくり手が「人材の確保」と「技術の継承」という2大課題に直面していることが明らかになりました。これを受けて、エンクルはスタッフサービス・エンジニアリングとのパートナーシップを結び、効果的な人材採用のモデルを確立することを目指します。
具体的な取り組み
このプロジェクトは、エンクルがつくり手の“想い”を伝える求人票を作成し、求職者に向けてその魅力を発信することが中心となります。さらに、スタッフサービス・エンジニアリングは約2万人の派遣エンジニアを有し、モノづくりに携わりたい求職者とのマッチングを行います。これにより、技術の伝承を期待できる若手人材の発掘が目指されています。
キャリアパスマッチングの導入
従来の「ジョブマッチング」ではなく、今回は求職者一人ひとりのキャリアビジョンを重視した「キャリアパスマッチング」という新たなアプローチが採用されます。この方法により、求職者の個々のバックグラウンドや特性を理解し、彼らの理想の姿にマッチした企業を紹介することが可能になります。これにより、つくり手企業と新たな担い手との出会いが実現するはずです。
商品購入による採用支援の新しい形
プロジェクトには、つくり手への商品購入という新しい仕組みが導入されます。これにより、採用活動にかかるコストを抑えつつ、企業側には人材との出会いの機会が提供されます。一般的な採用コストを商品販売によって補うことができるため、企業の負担が軽減される画期的な手法です。
つくり手の声
プロジェクトに関して、香川県で手袋の生産を行う「クロダ」は、「新たな人材を迎えることは未来に不可欠」という言葉を残しており、奈良県の「坂利製麺所」からも、継続的な採用の重要性が強調されています。彼らの期待を受けて、プロジェクトがいかに効果的に機能するのか、今後の動向が注目されています。
今後の展望
この取り組みを踏まえ、エンクルとスタッフサービス・エンジニアリングは、さらなるつくり手企業への支援を行い、次世代の技術者育成に力を入れていく計画です。本プロジェクトを通じて、日本のモノづくり業界の持続可能性を高めることが願われています。また、両社はこの活動を通じて、求職者や企業にとって働くことの価値を再認識してもらいたいと考えています。
インタビューの紹介
本プロジェクトについて、スタッフサービスの執行役員やエンクルの社長との対談が公開されています。両者がこのプロジェクトに対する想いや、モノづくりに関わる企業を支援しようと思った理由について語る内容が興味深いです。このインタビューは、プロジェクトの趣旨をより深く知る良い機会となるでしょう。
詳細なインタビューはこちら
coletteneについて
エンクルが提供する「colettene」は、特別なギフト選びをサポートするサービスであり、AI機能を駆使して最適な商品とストーリーを提案します。感動的な瞬間をより豊かにするため、ユーザーの想いを大切に届ける手段として活躍しています。このようなサービスは、モノづくりを支えるつくり手とのつながりを深める役割も果たしているのです。
会社概要
- - 会社名:株式会社エンクル
- - 代表者:山本泰浩
- - 所在地:東京都中央区八丁堀1丁目4-8
- - 事業内容:ギフトサービス「colettene」の運営
興味がある方はぜひ、ウェブサイトも訪れてみてはいかがでしょうか。
公式ウェブサイトはこちら