日立建機、Oracle Cloud導入
2024-06-28 15:39:50

日立建機、Oracle Cloudで基幹システム刷新!DX加速へ、クラウド移行の成功事例

日立建機、Oracle Cloud 導入で基幹システム刷新!DX加速へ



日立建機株式会社は、全社的な基幹業務システムを「Oracle Cloud Infrastructure (OCI)」へ移行しました。経理、開発、生産、設計、販売、部品、輸出、人事、サービスなど、幅広い業務を支えるミッションクリティカルなシステムのクラウド移行は、同社が推進するデジタル・トランスフォーメーション(DX)の重要な取り組みです。

日立建機は、OCI上で稼働する「Oracle Cloud VMware Solution」と「Oracle Exadata Database Service」を活用することで、アプリケーションやデータベースの構成変更を最小限に抑え、短期間での確実なクラウド移行を実現しました。OCIの柔軟性、拡張性、性能、経済性を活かし、システム基盤を刷新することで、DXを加速させます。

日立建機のDX戦略とOCI導入の背景



日立建機は、「顧客に寄り添う革新的ソリューションの提供」という経営戦略のもと、DX推進に取り組んでいます。IT環境の自前化を前提としたアジャイル文化の醸成、人財育成、DX基盤の整備など、多角的な取り組みを進めています。

このDX戦略の一環として、基幹システムと建設機械の稼働データを一元化し、AI導入を見据えたデータ活用を進めるため、大規模基幹システムのパブリッククラウドへの移行を決定しました。

クラウド移行にあたっては、柔軟性と拡張性に加え、オンプレミス環境からの安全な移行、可用性とデータ保護、事業継続性の強化、TCO削減といった要件を重視し、複数のクラウドベンダーを検討しました。その結果、これらの要件を満たすOCIが最適な選択肢として選ばれました。

OCI導入による具体的な成果



日立建機は、OCI導入によって以下のような成果を実現しました。

柔軟性と拡張性の向上: リソースの容易なスケーリングが可能になり、ビジネスの成長や変化に迅速に対応できます。
コスト削減: インフラストラクチャの運用コストを約20%削減し、災害復旧環境を含めてもコスト低減を実現する見込みです。
性能向上: 主要なシステムにおいて、オンライン処理性能が最大50%、バッチ処理性能が最大60%向上しました。
IT部門の業務効率化: インフラストラクチャの管理から解放されたことで、ITチームは新しいイノベーションやプロジェクトに集中できるようになり、DX推進の原動力強化につながっています。

今後の展開



日立建機は、今後、OCI上に移行したアプリケーションのクラウドネイティブ化や、オンプレミス環境で稼働する他のデータベースの移行も予定しています。さらに、データドリブン経営を目指し、重要なデータをOCIに集約することで、マルチクラウドやAIの活用を見据えたDX基盤を整備していく方針です。

OCI導入は、日立建機のDX戦略における重要なマイルストーンとなります。同社は、OCIを活用することで、ビジネスの変革を加速させ、顧客への価値提供を強化していくことを目指しています。

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