日本金融インフラ
2025-12-24 13:51:33

次世代デジタル金融を加速する「日本金融インフライノベーションプログラム」始動

日本金融インフライノベーションプログラム (JFIIP) の始動



2025年12月24日、一般社団法人Asia Web3 Alliance Japan(AWAJ)とWeb3 Salonは、日本国内の主要企業とともに「日本金融インフライノベーションプログラム」(JFIIP)の運営を正式に開始しました。このプログラムは、日本のスタートアップに対し、XRP Ledger(XRPL)を基にした次世代のデジタル金融ソリューションの開発支援を目的としています。

プログラムの背景



日本は長い間、グローバルにおけるブロックチェーン活用のリーダーとして認知されてきました。安定した規制と革新的な企業環境が整っていることから、多くの企業が実用的なブロックチェーンソリューションの開発に取り組んでいます。JFIIPは、開発者に対して、資金や技術、ビジネス面でのサポートを提供し、スタートアップエコシステムをさらに活性化させることを目指しています。この取り組みは、Ripple社のグローバルな公約「10億XRPを使ってXRPLのエコシステムを支える」との合致しています。

主要なパートナー企業には、株式会社みずほ銀行、SMBC日興証券株式会社、Securitize Japan株式会社、マネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社のHIRAC FUNDなどが名を連ねており、各社は「ステーブルコインと決済」や「現実資産のトークン化」などの重要領域でイノベーションを推進します。

参加者へのメリット



JFIIPに参加したスタートアップには、様々なメリットが用意されています。まず、選ばれたチームには最大10,000ドル(約155万円)の助成金が提供されます。さらにRippleのグローバル助成金プログラムや、Web3 Salonのスケールアッププログラムに対する優先候補となれるチャンスも与えられます。

また、事業パートナー企業との直接的なコミュニケーションが可能で、プロジェクトの商業的実現性を探ることができます。プログラムの大詰めとして、2026年2月には日本貿易振興機構(JETRO)が主催するデモデイも行われ、政策立案者や投資家の前で開発プロジェクトを披露する機会も得られます。

Ripple社のビジョン



Rippleのデベロッパーグロース担当シニアディレクター、クリスティーナ・チャン氏は、「日本は先見性のある規制枠組みと豊富な人材を抱えており、ブロックチェーンのイノベーションに大きな可能性を秘めています。我々の目標は、スタートアップがXRPLの性能を利用して金融インフラの刷新に寄与できるよう、力強いエコシステムを育てることです」とコメントしています。

かけ橋としての役割



本プログラムは、XRPL Japan and Korea Fundを補完し、アジア太平洋地域におけるXRPLコミュニティを支援する重要な組織の施策です。Rippleは、伝統的金融とWeb3の開発者間の架け橋となることで、日本をデジタル資産イノベーションのグローバルハブとして位置づけることを目指しています。

興味を持ったスタートアップは、以下のURLより応募詳細を確認の上で申込みが可能です。応募期間は2025年12月19日から2026年1月18日までとなっています。
応募フォーム

Ripple Labsについて



Ripple Labsは、企業向けに暗号資産ソリューションを提供するフィンテック企業です。国際送金における迅速さと透明性の向上を目指し、「Ripple Payments」はブロックチェーン技術を駆使して展開されています。また、デジタル資産の安全な保管を実現する「Ripple Custody」や、企業投資家向けの多資産ブローカレッジサービスである「Ripple Prime」も展開し、伝統的金融の効率化とデジタル資産の新たなユースケース創出に貢献しています。

結論



日本金融インフライノベーションプログラム(JFIIP)は、日本のスタートアップが次世代デジタル金融の分野で活躍できる大きなチャンスを提供します。参加を通じて実社会での実用的なソリューション開発が進むことを期待しています。


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会社情報

会社名
一般社団法人Asia Web3 Alliance日本
住所
東京都江東区有明3丁目7−26 有明フロンティアビル B棟9階
電話番号

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