須崎市の下水道コンセッション事業の成果と今後の展望に迫るセミナー開催

須崎市における下水道コンセッション事業セミナーの詳細

2025年6月13日、東京で「下水道コンセッション事業の4年半の成果と今後の展開」に関するセミナーが開催される。主催はJPI（日本計画研究所）で、講師には須崎市上下水道課の下水道工務係長、谷脇基文氏が招かれている。

セミナーの背景と目的

須崎市では、下水道事業の経営健全化のために、本格的な取り組みが行われてきた。2013年度に設立された「高知県下水道経営健全化検討委員会」では、下水道事業に係る課題とその改善策が議論された。この成果として平成28年4月、須崎市は全国でも数少ない例として、全ての汚水管きょに運営権を設定する「須崎市公共下水道施設等運営事業」を開始した。

その後、事業開始から4年半を迎える中で、この事業の進捗が適切であったかを評価するため、中間評価を実施することとなった。このセミナーでは、須崎市における下水道事業の取り組み状況を詳しく解説し、参加者の理解を深めることを目的としている。

講義内容の概要

セミナーでは以下の項目に沿って講義が行われる予定だ。
1. 須崎市の概要
- 須崎市の基本情報
- 公共下水道事業の概要
2. 経営改善の方針
- 下水道事業の課題にどのように対応しているか
- 経営改善のための方針
3. 新しい水処理技術の導入
- ダウンサイジング可能なB-DASH技術の導入検討
- 官民連携事業の実現に向けた取り組み
4. 事業の実施とモニタリング
- 定期的なモニタリング
- 中間評価の実施方法
5. ネットワーキングの機会
- 講師や参加者同士での名刺交換や交流会を通じて、新たなビジネスの可能性を模索

受講に関する情報

受講方法は会場受講のみで、参加費用は一人あたり37,200円（税込）となっているが、特典として同行者一名が無料で参加できる。地方公共団体に所属している場合は、最大2名まで11,000円（税込）で参加できる特別料金も用意されている。

なお、セミナー終了後には講師への質疑応答やお取り次ぎが可能で、参加者同士の人脈作りや新たなビジネス創出に役立つ情報交換の場ともなる。