INNFRAが提案する群馬の持続可能な地域活性化についての挑戦

INNFRAの持続可能な提案とは

INNFRA株式会社（以下、INNFRA）は、群馬県が直面する様々な地域課題に取り組むための「ソーシャルXアクセラレーション for GUNMA」に最終審査会のファイナリストとして登壇しました。代表取締役の川島壮史氏は、2025年2月12日に行われた審査会で、群馬県の自治体に向けた具体的な提案を行いました。

提案の背景

INNFRAの提案は、人口減少、観光振興、そして脱炭素化といった群馬県の深刻な地域課題に対する解決策を目指しています。具体的には、自然エネルギーを活用した「完全自給自足型GXモデル」を構築することです。このモデルは、太陽光発電や水力発電などの再生可能エネルギーを利用し、独自に開発した水循環システムと組み合わせることで実現します。

完全自給自足型GXモデルとは

INNFRAの完全自給自足型GXモデルは、外部エネルギー供給や上下水道システムに依存しない、環境負荷ゼロのリトリート拠点を目指します。この拠点は、自然豊かな群馬の土地に位置し、観光客に対してオフグリッドな快適な滞在体験を提供します。また、環境問題に高い関心を持つ人々へのアプローチを通じて、観光振興や地域移住の促進も図ります。

実証実験を通じた地域活性化

このビジョンを実現するため、INNFRAは自治体や民間企業と連携し、公共用地を活用した実証実験を通じてこのモデルの実現可能性を評価する計画です。さらに、過疎地域における社会インフラの再構築にも寄与したいと考えています。これにより、地域が抱える課題を解決しつつ、持続可能な社会を築くための重要なステップを踏み出します。

ソーシャル・エックスアクセラレーションとは

「ソーシャルXアクセラレーション」は、官民共創型のアクセラレーションプログラムで、INNFRAが参加したこのプログラムは、財務リターンと社会的インパクトの両立を目指しています。社会的なインパクトを明らかにすることで、地域課題の解決に寄与することが可能になります。

このプログラムには他にも東京都内や内閣府などとの提携があり、全体を通じて社会的なプラスの影響を与えることが期待されています。入賞企業には、自治体との共同プロジェクトや社会的インパクト評価レポートが提供される仕組みです。

INNFRAのビジョン

INNFRAは「くらしを支える。未来を繋ぐ。」というビジョンのもと、送電線や上下水道に依存しないオフグリッドインフラの実現を目指すスタートアップです。日本が直面する人口減少や自然災害に対する不安を踏まえ、持続可能で自給自足できる地域社会を作ることに注力しています。実際に、エネルギーと水を自給自足で賄う技術を開発し、全国の地域に新しい住居体験を提供することを目標にしています。