姫路の新たな観光価値を発見するローカル体験プログラム
姫路市立琴丘高等学校の国際文化科、岡山理科大学、そして株式会社WTOCの協力の下、神姫バス株式会社と連携し、観光価値の再発見を目的とした国際探究学習プログラムが始動します。このプログラムは、単なる観光名所の紹介に留まらず、具体的な個人との対話を通じて、新しい視点で観光地を見出すことを目指しています。
プログラムの背景と目的
現代社会において、国際交流や多文化共生のスキルがますます重要となっています。このプログラムでは、高校生たちが外国人留学生や神姫バスの外国人スタッフと対話することにより、単純な観光データでは得られない「個の価値観」に触れ、その心の動きを理解することを目指しています。日本の日常を外国人の視点から見つめ直し、新たな観光の選択肢を創出することが狙いです。
このプログラムは、2025年6月から琴丘高校で行われており、生徒たちはやさしい日本語を使った交流を通じて、異文化理解を深め、姫路城のガイド作成に取り組んできました。今回のプロジェクトでは、多国籍な背景を持つ留学生や外国人スタッフの「生の声」をダイレクトに聞くことで、彼らの視点を取り入れた観光ビジネスの課題を解決するアプローチを取ることになります。
プログラムの具体的な流れ
プログラムは複数の段階に分かれており、すでに実施されたオリエンテーションでは、過去の学びを振り返り、どのような問いを設定するかを考えました。その後、神姫バスの外国人スタッフとの対面交流や、岡山理科大学の留学生とのオンライン交流が行われます。ここで、生徒たちは具体的なインサイトを収集し、その価値観に基づく観光提案を策定します。最終的には、神姫バスに対するプレゼンテーションを実施し、プロの視点からフィードバックを得る機会が設けられています。
学びの意義と未来に向けた展望
プログラムを通じて、学生たちは多文化共生やコミュニケーションスキルを養うだけでなく、自身の住む地域や海外に対する理解を深めていきます。このような対話を重ねることが、彼らにとっても新しい視点を得る機会となり、将来的には国際社会で活躍できる人材を育成することにつながります。
特に、地元の公共交通を支える神姫バスとの連携は、観光における実社会の課題解決にも寄与するものです。また、高校生が観光プランを提案することで、地方の活性化にも貢献し、新たな観光のモデルを創出することが期待されます。
このような取り組みが進むことで、姫路地域がより開かれた多様な観光地として認識されるようになるでしょう。今後のプロジェクトの進展が非常に楽しみです。
まとめ
姫路を舞台にしたこの探究プログラムは、ただ観光地を教えるだけでなく、生徒たちが実際に外国人と向き合い、対話を通じて観光価値を再発見するという新しい学びの可能性を示しています。多文化共生に向けたこのチャレンジに注目し、地域の未来を共に切り拓いていく姿勢が、学生たちにとって大きな財産となることでしょう。