アレルギーを気にせず楽しめる祭りはここにある！名張市立病院が発信するザ☆なつまつり

広がる笑顔、ザ☆なつまつりの魅力

三重県名張市にある名張市立病院で、アレルギーを気にせず楽しめるイベント「ザ☆なつまつり」が今年も開催されます。この夏祭りは、食物アレルギーのある子どもたちとその家族を対象にしたもので、病院職員の熱意が詰まった企画です。

この取り組みは、病院の職員間での意見交換会「つぶやきカフェ」を発端に生まれました。職種を越えて交流を深めたいという思いがきっかけとなり、小児科の小林穂高医師が「アレルギーを持つ子供たちのために夏祭りを開催してはどうか」と提案。それに応じて世話人会が結成され、具体的な準備が始まりました。

楽しめるメニューの数々

昨年、初めて開催された「ザ☆なつまつり」は大盛況でした。アレルギーのある子どもたちが安心して楽しめるメニューが用意され、参加者から多くの感謝の声が寄せられました。屋台では、小麦や卵、乳などの特定原材料を使用していない美味しい料理が提供され、親子でシェアして楽しむ姿が印象的でした。

参加者からは、「たこ焼きを初めて食べられた！」という声や、「屋台の食べ物が選べる楽しさを感じた」といった感想が寄せられました。家族が一緒に楽しむことができる空間がここにはあります。

進化するザ☆なつまつり

今年も昨年の成功を受けて、さらなるパワーアップを果たして開催されるこのイベント。役員やスタッフは、昨年の参加者からの熱い反応に励まされながら、メニューの増加や新たな企画を準備しています。具体的には、音楽演奏やワークショップ、小児科医による相談コーナーなども展開される予定です。

開催日時は8月30日（土）の11:00から14:00まで、名張市立病院の1階正面玄関ホールで行われます。この日、アレルギーのある子どもたちやその家族は、自由に楽しい時間を過ごすことができます。現在、参加申込は48家族が入っており、ますます多くの笑顔が広がると予想されています。

つながる力

「ザ☆なつまつり」は単なる祭りではなく、医療機関ならではの特別な取り組みです。アレルギーを持つ子どもたちが安心して参加できる場所を提供し、地域の絆を深める場でもあります。職員間でもより良いコミュニケーションが生まれ、参加する家族にとっても心安らぐひと時になることでしょう。

アレルギーがある子もない子も一緒に楽しめるこのイベントは、名張市の地域性と医療機関の使命を体現した素晴らしい例です。今年も多くの笑顔が見られることを期待したいですね。