高山市、地域医療連携協定
2023-07-31 08:37:08

岐阜県高山市、地域医療の未来へ!高山赤十字病院・久美愛厚生病院との連携協定締結

岐阜県高山市、地域医療の未来に向けて三者連携協定を締結



岐阜県高山市は、市内を支える二つの重要な医療機関、高山赤十字病院と久美愛厚生病院と連携協定を締結しました。この協定は、高齢化が進む地域社会において、質の高い医療を安定的に提供し続けるための重要な一歩となります。

持続可能な地域医療体制の構築



少子高齢化や医師不足という、日本全国で深刻化している課題に、高山市は proactive に対応しています。この協定締結は、単なる病院間の連携強化にとどまりません。医師をはじめとする医療従事者の人材育成、確保、そして最新のテクノロジーを活用した医療サービスの向上を目指した、包括的な取り組みです。

協定締結の背景には、長年にわたる関係機関との協議と検討があります。岐阜県が開催する地域医療構想等調整会議や、「飛騨地域中核病院の今後の連携に係る検討会議」など、様々な場での議論が、今回の協定締結へと繋がりました。

具体的な連携内容



協定では、以下の具体的な取り組みが盛り込まれています。

人材育成の強化: 大学等の教員を積極的に招へいし、両病院での教育的交流を活性化することで、地域で必要とされる医療人材の育成を促進します。
ICTを活用した医療サービスの向上: 遠隔診療システムの導入により、地域住民はより高度な医療サービスを受けやすくなります。これは、地理的な制約による医療格差の解消に大きく貢献するでしょう。
* 情報共有システムの構築: 医療機関と介護事業者間での情報共有を促進することで、地域包括ケアシステムの構築を強化し、シームレスな医療・介護サービス提供を実現します。

これらの取り組みは、単に医療現場の効率化を図るだけでなく、地域住民の生活の質の向上にも大きく貢献すると期待されています。

未来への展望



この三者連携協定は、3年間の協定期間を経て更新されていきます。高山市は、この協定を足がかりに、地域住民にとってより安心で安全な医療環境の整備に継続的に取り組んでいく予定です。

具体的な効果としては、医師確保などの喫緊の課題への迅速な対応、人材育成の効率化、そして飛騨地域住民が人生のあらゆる段階で必要な医療を受けられる安定的な医療体制の構築が挙げられます。

さらに、地域住民にとって医療へのアクセスが向上することで、生活の質の向上、地域包括ケアシステムの充実、そして地域医療に関心を持つ人材の確保にも繋がることが期待されます。

締結式の様子



協定締結式は、令和5年8月1日(火)に高山市役所4階特別会議室にて開催され、YouTube でライブ中継されました。高山赤十字病院院長、久美愛厚生病院院長、そして高山市長が協定書に署名し、地域医療の未来に向けて強い決意を示しました。

この協定締結は、高山市にとって、そして飛騨地域全体にとって、大きな転換点となるでしょう。

会社情報

会社名
高山市
住所
岐阜県高山市花岡町2丁目18番地
電話番号
0577-32-3333

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。