青森市の障がい者雇用促進セミナー
2024年11月21日(水)、青森市にて主催の「障がい者雇用促進セミナー」が盛況のうちに開催されました。このセミナーは、スターティアホールディングス株式会社の特例子会社であるスターティアウィル株式会社のシニアアドバイザー、飯田和一氏による講演を中心に行われました。参加者は青森市内の企業や団体から集まり、13名が出席しました。
セミナーの内容
今回のテーマは「障がい者雇用90%の定着率企業が語る障がい者雇用を成功させるためには」。講演では、スターティアウィルが障がい者雇用に取り組む中での成功事例や、10年以上にわたり90%の雇用継続率を実現するための管理体制についてのお話がありました。飯田氏は、「できる仕事を見つける」ことの重要性や、メンタルヘルスの管理が障がい者雇用の成功に寄与することを強調しました。
参加者からの反響
セミナー後のアンケートによると、参加者の34%が「よく理解できた」と回答し、66%が「理解できた」と感じました。半数以上が「とても参考になった」と回答し、すべての参加者が好意的なフィードバックを寄せました。特に、「精神障がい者の自信と安心感を持たせる環境が大切」という意見や、長期雇用の実現に向けた具体的な事例に関する感想がありました。
スターティアウィルの取り組み
スターティアウィルは、精神障がい者を中心に雇用し、業務は主にグループ企業向けとしています。彼らは書類や文書のデータ化、BPO業務などを手がけており、その中で、精神障がい者の出勤率を高めるための管理体制を自社で築いています。これにより、2011年から現在に至るまでの間、雇用定着率を90%以上に保っています。
精神障がい者に特有の雇用リスクを低減するために、スターティアウィルではRPAやAI-OCRなどの最新のITツールを導入し、生産性の向上にも成功しています。この実績は、外部からも高く評価されており、障がい者雇用の新たなモデルとして注目されているのです。
セミナーの将来性
スターティアウィルの飯田氏は、障がい者の仕事に対する想いを経営層に伝えることの重要性を訴えており、今後も障がい者雇用の活性化を図るための取り組みを続けていくと述べています。また、青森市内の企業や支援機関と連携を深め、さらなる障がい者雇用の促進を図る意向も示されました。
「ウィルチャレンジ」という新しい支援事業所の設立も計画されており、障がい者雇用のノウハウ育成に向けた動きが期待されています。青森市でのセミナーを皮切りに、さらなる啓発活動が進むことで、より多くの企業が障がい者雇用を受け入れる土壌が形成されることを願っています。
会社概要
スターティアウィルは2017年に設立され、現在は12名の障がい者が在籍。データ入力業務を通じて、障がい者雇用の成功事例を増やし、イベントも80回以上開催しています。スターティアホールディングスグループとして、今後も障がい者雇用に貢献し続けます。