法務部とAIの未来
2025-07-19 18:03:23

法務部が迎えるAI時代の挑戦と未来の形とは

法務部が迎えるAI時代の挑戦と未来の形とは



企業活動がますますデジタル化する現在、法務部門もその影響を受けています。AI技術の進化に伴い、法務の現場に求められるスキルやアプローチが変化してきています。AIデータ株式会社が主催した「AIエージェント×AI/DXフォーラム 法務」では、その最前線と未来像について、多くの専門家が熱い議論を繰り広げました。

フォーラムの概要


このフォーラムでは、法務部門におけるAIとデータ活用の重要性が強調され、参加者に向けて様々なセッションが用意されました。次のトピックについての講演が行われました。

1. 業務量激増時代に、法務部はどう生き残るか-AIとデータで切り拓く未来像
講師:AOSグループ代表 佐々木 隆仁
佐々木氏はまず、「AIは自動化のための道具にとどまらず、問いを生み出す力を持っている」と述べ、AIによる業務の新たな可能性を示しました。彼は、AI孔明が蓄積された知識を整理し、若手に引き継ぐ重要な役割を果たすことを強調しました。また、情報の生成に際しては必ず出典を明示することが、法務や監査においても安心して利用できるポイントであると説明しました。

2. 人手不足、爆増する案件、データ膨張 〜AI孔明×IDX×Tokkyo.AI×VDRがもたらす現場革命
講師:AIデータ株式会社 CTO 志田 大輔
志田氏は、現場の抱える課題──属人化やデータの不在、そして人手不足──について、生成AIを活用したソリューションを提案しました。特に製造や物流、医療分野での具体的な導入事例を挙げ、AIによる業務効率化の道を模索しました。

3. AI法務の最前線 〜AIを取り巻くリスクの潮流と各国の規制動向
講師:長島・大野・常松法律事務所弁護士 今野 由紀子
今野氏は、AIに関連する最近の規制動向を解説し、企業がどのように法的および倫理的な視点を持ってAIの導入に向き合うべきかを話しました。特に「技術だけでなく、組織的な運用体制の整備が重要である」と述べ、企業内部での責任やデータ管理の重要性を指摘しました。

4. リーガルテックにおけるAI活用とAILTA会員の意義
講師:株式会社HubbleCLO 取締役 弁護士 酒井 智也
酒井氏はパネルで、リーガルテック領域におけるAIの可能性を詳細に紹介し、契約レビューなど業務の新たな形を提示しました。さらにはAIリーガルテック協会が策定中の「AI活用のためのガイドライン」に関する情報も共有されました。

5. AI×リスクマネジメント最前線 〜AIとデータが変えるリスク検知の常識
講師:株式会社Re-grit Partners Director 寺崎 大輔
寺崎氏は、AI導入に伴うリスクをどう管理すべきかについての指針を示しました。AIの活用が進む中で、企業が直面するリスクを多面的に検討する必要があると指摘しました。

6. フォレンジック・eディスカバリ最新事情から平時による事前対策
講師:AIデータ株式会社 リーガルデータカンパニー カンパニープレジデント 森田 善明
森田氏は、AIがどのように内部統制や不正を検知するかを示す事例を発表し、リスクの見える化を進めることの重要性を訴えました。

AIデータ株式会社の役割


AIデータ株式会社は、データと知財の融合を図り、AIを活用した様々なソリューションを展開しています。特に、そのオリジナルのAIシステム「AI孔明」による知識の整理と業務の効率化は、多くの企業から注目されています。同社はこれまでも9000以上の企業に対して信頼を得ており、リーダーシップを発揮しています。

AIが往来する法務の未来、そしてその中での人間の役割についての洞察は、今後の企業運営にも大きな影響を与えるでしょう。これからの法務部門がAIとともに進化し、どのように生き残るかが注目される時代が到来していると言えるでしょう。


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会社情報

会社名
AIデータ株式会社
住所
東京都港区虎ノ門5-1-5メトロシティ神谷町4F
電話番号
03-6683-0890

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