金沢大学との連携協定が新たな研究開発の道を拓く

金沢大学と企業が共同で包括連携協定を締結



最近、企業と金沢大学の間で新たな包括連携協定が締結されました。この協定は、「セルロースで繋がり、未来を拓く」をテーマに掲げ、これまで築いてきた基盤をさらに強化し、社会に貢献しようとする取り組みの一環です。これまで、両者はセルロース分野を中心に共同研究開発や人材交流を行ってきましたが、今回の協定により、より一層の協力関係を築くことが期待されています。

この包括連携協定の主な目的は、社会に貢献するための学術研究の推進と優秀な技術者の育成です。具体的には、以下の取り組みが定められています:

1. 研究開発上の意見交換・指導助言:双方の専門家が意見を交換し、互いに成長を促していく体制を築きます。
2. 共同・受託研究による研究開発:特定のプロジェクトを共同で進めることにより、より効率的で高品質な研究成果を生み出すことを目指します。
3. 人的交流:学生や研究者の交流を積極的に行い、知識や経験の共有を図ります。
4. 学生への支援:学校全体で学生を支援し、次世代の研究者を育てるための施策を展開します。
5. 相互の施設・設備の有効活用:両者の持つ施設や設備を最大限に活用し、資源の効率的な利用を図ります。

協定締結に伴い、本年10月には金沢大学に連携講座が設置される予定です。これは学生にとっても貴重な学びの場となり、即戦力となる技術者を育てるための重要なステップとなります。

また、共同研究テーマとして、セルロース系の脱ヒ素浄化材やバイオマス由来の脱石油系合成プラスチックの製造に関する取り組みも進められています。これにより、持続可能な社会を実現するための新しい材料開発が期待されます。

この包括連携協定の締結式は、2018年7月30日(月)13時から東京コンファレンスセンター品川にて行われる予定です。この重要な瞬間を見守ることで、新しい研究の進展とそれに伴う社会貢献に向けた一歩を踏み出すことになるでしょう。この協定がもたらす未来には、連携によって生まれる新たな技術や研究成果が広く社会に貢献することが期待されます。

企業と金沢大学の連携によって、これからのセルロース分野の研究がさらに深化し、国や地域における科学技術の発展に寄与することを願っています。

会社情報

会社名
株式会社ダイセル
住所
大阪市北区大深町3-1グランフロント大阪タワーB
電話番号
06-7639-7171

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