新潟市の病院に「お米のおもちゃ」を寄贈したピープルの思い
新潟市に本社を置く玩具メーカー、ピープル株式会社が、入院中の子どもたちのために「お米のおもちゃ」を寄贈しました。今回寄贈されたのは、「お米のおもちゃ 特選詰合わせ」の30セットと「お米のどうぶつでんしゃセット」の7セットで、これらのおもちゃは新潟大学医歯学総合病院及び新潟県立がんセンター新潟病院に届けられます。これらの寄贈活動は、子どもたちへの思いやりの気持ちを形にするものです。
この寄贈を実現するために、ピープルは認定NPO法人ハートワーキングプロジェクトや株式会社バイオマスレジンマーケティングと連携しました。ハートワーキングプロジェクトは、小児がんの経験者に就労支援を行う団体で、地域の子どもたちの未来に寄与する活動をしています。一方、バイオマスレジンマーケティングは、原料であるライスレジン製品の販売や開発を通じて地域の農業支援にも力を入れています。このような地域のつながりが、今回の寄贈を支えています。
ピープルは「子どもの好奇心がはじける瞬間をつくりたい!」という理念を掲げ、思いを商品開発に反映させています。それに基づき、先月には新潟市内の約320の保育園や子育て支援センターにも「純国産お米のおもちゃ」を寄贈し、地域の子どもたちに広く楽しんでもらえるよう努めています。
「純国産お米のおもちゃ」の特徴は、なんといってもその安心・安全な素材です。おもちゃの原料として使用されるライスレジンは、お米から作られており、赤ちゃんが口に入れても安心して遊べるように設計されています。本来、お米は重要な栄養源ですが、おもちゃとしてもその特性を生かすことができるのです。
新潟はお米の産地としても知られており、ピープルの製品はここ新潟で生まれました。また、同社が運営する「ピープル農場」では、実際に原料米を育てる活動も行っており、地域への貢献と環境への配慮が同時に実現されています。このように、地元の特産物を利用し、その土地で生まれた思いに応える活動が展開されています。
寄贈されたおもちゃは、入院中の病院で治療を受けている子どもたちに届けられ、彼らの心を少しでも明るくする手助けとなることが期待されます。子どもたちが好奇心を持って遊び、心身ともに健やかに育つことを願って、これからもピープルは「好奇心事業」を推進していく意向を示しています。
ピープル株式会社について
1982年に設立されたピープル株式会社は、東京都に本社を構え、玩具を主軸にした様々な商品やサービスの企画・開発・販売を行っています。50名以上の従業員が携わり、子どもたちに多様な遊びの機会を提供することを使命としています。公式ホームページには、新たなプロジェクトや製品情報が掲載されており、今後の展開にも期待が寄せられます。
公式リンク
この活動を通じて、地域のつながりや子どもたちへの贈り物がどのように育まれていくのか、今後の動向に注目していきたいところです。