大学発スタートアップ創出プログラムIJIE、CxO人材募集を開始
近年、日本の地方では人口減少や産業の構造変化が進み、地域の経済成長が大きな課題となっています。それに対抗する形で、大学発のスタートアップが新たな成長産業を生む重要な役割を担っていることは言うまでもありません。信州大学を中心に、甲信・北関東の8大学が参加する「Inland Japan Innovation Ecosystem(IJIE)」は、このような中、地域のスタートアップを支えるために力を入れています。
この度、IJIEでは「IJIE-GAPファンドプログラム2025 Step2」の一環として、全11の研究シーズにプレCxO人材を募集することになりました。これは、大学の基礎研究と事業化の間のギャップを埋め、スタートアップを支援するための新たな取り組みです。
スタートアップ創出の必要性
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)や経済産業省が進めるように、大学発のスタートアップは今、ますます注目を集めています。2024年度には全国で5,074社の大学発スタートアップが生まれ、過去最高を記録しました。しかし、海外と比較すると、日本の成長速度や人材の質に課題が残されています。このことから、地域に根ざしたネットワーク構築や人材育成が求められています。
特に地方においては、経営者候補であるCxO人材が都市部に集中しているため、地方大学が自力でこれらの人材を確保するのは非常に困難です。この状況を解消するために、IJIEプロジェクトは重要な役割を果たしています。2022年時点で、甲信・北関東エリアの大学発スタートアップ創出数は全国平均の約60%に留まっています。
CxO人材のマッチング業務とは
パーソルテンプスタッフ株式会社が受託するこの事業では、以下のような業務内容が含まれます:
1.
CxO人材の要件定義:各研究シーズのニーズをヒアリングし、必要なCxO人材像を明確化。
2.
CxO人材の募集:要件に基づいてCxO人材を募集し、専門的なスキルを持った人材をデータベース化。
3.
シーズとのマッチング:確保したCxO人材から複数人を選定し、適切な人材を受託事業に紹介。
4.
全国ネットワークとの連携強化:全国的なネットワーク構築を支援し、マッチング業務を推進。
これらの取り組みを通じて、地域のスタートアップ企業への経営人材の確保を促進し、地域経済の活性化を図っていきます。
最後に
信州大学を中心にしたこのプロジェクトは、これからの日本の地方経済を支える新たな流れを生み出していくでしょう。既にスタートアップの重要性が増す中、IJIEのような取り組みは、より多くの人材を必要とし、地域経済全体の活性化につながります。スタートアップに興味のある方、そして地域の経済成長に寄与したい方々には、ぜひこの機会をお見逃しなく。
このように、大学と地域が協力して新しい産業を育てていく姿勢が、今後ますます重要になっていくことでしょう。