中小企業の未来を切り開く新たな試み
株式会社識学(東京都品川区、代表取締役社長:安藤広大)は、これまでの組織コンサルティングの経験を活かし、子会社である株式会社識学グロースキャピタルパートナーズを中心に、「日本の中小企業の価値ある技術やサービスを未来につなぐ」ことを目的としたM&Aによるハンズオン支援事業を始動すると発表しました。
1. 新事業開始の背景
日本の中小企業は、経済の基盤を支えてきた存在である一方、将来的にはその数が減少すると予測されています。2015年に約400万社あった中小企業は、2040年には300万社を下回る見込みです。この背景には、事業承継の問題や、優れた技術やサービスを持ちながらもビジネスの成長が進まないという現実があるためです。
特に製造業の分野では、この問題が深刻であり、経済の中で重要な役割を果たしているはずの企業が、実情としては成長の壁にぶつかっています。
このような中小企業の課題を解決し、事業承継や成長をサポートするために、識学はこれまで蓄積してきたノウハウを駆使することを決定しました。新設の子会社を通じてM&Aを推進し、適切なPMI(Post Merger Integration)を実施することで、中小企業が本来持つ価値を最大限に引き上げることを目指します。
2. 新設子会社の概要
株式会社識学グロースキャピタルパートナーズの概要は以下のとおりです:
- - 名称: 株式会社識学グロースキャピタルパートナーズ
- - 所在地: 東京都品川区大崎2丁目9番3号 大崎ウエストシティビル1階
- - 代表者: 代表取締役社長 池浦良祐
- - 事業内容: M&Aの実施及び対象会社のPMIの管理
- - 設立年月: 2024年9月
- - 資本金: 100万円
- - 経営理念: 中小企業の技術やサービスを未来に繋ぐ
3. 本事業の方向性
本事業は、M&Aを通じた中小企業の成長を支援し、資本を持続的に運用することが特長です。今までのファンド事業は株式売却による収益を重視していましたが、今回の事業では、事業成績を連結化し、持続可能な経営を実現することを目指します。
4. 取組方針
識学のM&A実施後のコンセプトは、技術やサービスとビジネスを結びつけ、企業の成長を支援することです。具体的な取組方針は以下の通りです:
1.
技術やサービスとビジネスをつなぐ
識学の専門家を派遣し、組織改善や機能改善を実施し、事業の拡大を狙います。
2.
人々と成長をつなぐ
既存の従業員の成長を促し、個人への報酬(賃金上昇)を実現します。
3.
技術やサービスを未来へつなぐ
個に依存しない組織やマネジメントを構築し、自走可能な組織を作り上げます。
この新たな取り組みにより、中小企業の持つ技術やサービスが新しい価値を生み出すことを期待しています。識学がもたらす変化に注目が集まります。
会社概要
- - 名称: 株式会社識学(SHIKIGAKU. Co., Ltd.)
- - URL: https://corp.shikigaku.jp/
- - 所在地: 東京都品川区大崎2-9-3 大崎ウエストシティビル1階
- - 上場区分: 東証グロース(7049)
- - 設立: 2015年3月
本件の詳細については、株式会社識学上級執行役員の池浦良祐にお問い合わせください(TEL:03-6821-7560)。