M&A支援の新たな時代を迎える
株式会社ペアキャピタル(東京都渋谷区、代表取締役:田中哲)は、国内最大級のM&Aアドバイザーネットワークを有するM&A LIVE株式会社(東京都港区、代表取締役:関根匠)から、ニーズ配信事業を譲り受けました。この提携により、M&A支援企業向けの新しいプラットフォーム「AMAPE(アメイプ)」の情報が一層充実し、事業成長を加速させることを目指しています。
2025年問題という背景
日本では「団塊世代」がすべて75歳以上になる2025年問題が迫っています。この影響で、約127万社の企業が後継者不在となる可能性があります。2023年には過去最多の約5万件が「休廃業・解散」を選択しており、廃業した企業の多くが実は黒字経営であることが報告されています。
このような状況を鑑み、多くの企業がM&Aを事業の成長戦略として取り入れていますが、支援企業の多くが人員不足に悩んでいるのが実情です。此外、譲渡(売り手)企業と譲受(買い手)企業との情報の非対称性も大きな課題です。この課題を解決するために、ペアキャピタルは新プラットフォーム「AMAPE」を導入しました。
AMAPEの展開と進化
「AMAPE」プラットフォームは、全てのM&A支援企業が譲受検討企業の情報を均一に受け取れる仕組みを提供します。これにより、M&A支援企業はより多くの情報をもとに提案を行うことが可能になります。M&A LIVEが保有する600名のアドバイザーと200社の譲受検討企業のニーズを統合することで、AMAPEはM&A業界における情報共有を一層強化します。
このプラットフォームは、12月に本格ローンチを予定しています。ペアキャピタルは、これまでにも様々な取り組みを通じてM&A支援の質を向上させてきました。新たに設置された部署や地域拠点の拡大などを通じ、ますます多彩なサポートを実施してきました。
代表者のコメント
ペアキャピタルの田中代表取締役は、「M&Aを身近なものにするために、AMAPEの機能強化が不可欠である」と語り、M&A LIVEとの連携が進むことで、M&Aの普及を進めていく決意を示しています。また、M&A LIVEの関根代表取締役も、「情報の流動性と透明性の向上を目指し、業界全体の課題を解決するために取り組む」と述べています。
まとめ
M&A業界の新たなプラットフォームAMAPEは、事業承継を考える多くの企業にとって、有用なリソースとなることが期待されています。この取り組みによって、M&Aがもたらす可能性を最大限に引き出し、より多くの企業が適切な事業承継を果たす手助けとなるでしょう。ペアキャピタルとM&A LIVEは、今後もM&Aの活性化を目指して、様々な施策を展開していきます。