既存住宅販売量指数が前月比5.4%下落!令和6年3月分発表 - 国土交通省が試験運用を開始
既存住宅販売量指数が前月比5.4%下落! - 国土交通省が試験運用を開始
国土交通省は、登記データに基づいた既存住宅販売量指数を毎月発表しています。令和6年3月分の指数は、前月比5.4%下落し、119.3となりました。これは、戸建住宅、マンションを合わせた数値です。
今回の発表では、年単位の確報値としてサブインデックスも公開されました。サブインデックスは、建物構造、面積帯など、より詳細な情報を提供します。
指数の詳細
合計・季節調整値: 前月比5.4%減の119.3
30㎡未満除く合計・季節調整値: 前月比5.8%減の109.6
戸建住宅の季節調整値: 前月比7.2%減の116.1
マンションの季節調整値: 前月比4.7%減の123.4
30㎡未満除くマンションの季節調整値: 前月比5.7%減の102.1
これらの数値は、2010年平均を100とした確報値です。
指数の定義と特徴
既存住宅販売量指数は、以下の特徴を持つ指標です。
建物の売買を原因とした所有権移転登記個数に基づいています。
個人取得の住宅で、既存住宅取引ではないものを除外しています。
別荘、セカンドハウス、投資用物件なども含まれています。
個人による床面積30㎡未満のワンルームマンション取得の増加を反映するため、30㎡未満の数値を含んだものと除去したものの2つが公表されています。
季節調整を行っており、季節の影響を除いた販売量を表しています。
指数の重要性
既存住宅販売量指数は、全国的な既存住宅市場の動向を把握する上で重要な指標です。本指数を通じて、市場の活性化や今後の動向を予測することができます。また、政策立案や不動産投資においても重要な参考資料となります。
今後の展望
国土交通省は、既存住宅販売量指数を定期的に発表し、市場の動向を継続的に監視していく予定です。また、データの精度向上や分析方法の改善にも取り組んでいくとのことです。