GLINの新たな支援
2025-05-20 16:51:23

農業の未来を担うYUIMEがGLIN Impactから出資を受け新たな挑戦へ

日本の農業を変革するYUIME株式会社がGLIN Impact Capitalから出資を受ける



GLIN Impact Capital(本社:東京都港区、共同代表:中村将人、秦雅弘、才木貞治)が、YUIME株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:上野 耕平)に出資を行った。これは、同社にとって9社目の投資となり、日本の農業における持続可能性と人手不足問題に挑むYUIME社のビジョンに基づいている。

YUIMEが目指す社会課題の解決



YUIME社が注力しているのは、日本の農業が直面する多くの課題である。特に、日本の農業従事者は高齢化が進み、若年層の参入が減少している。農業従事者の50%以上が70歳以上という現実があり、この問題は深刻さを増している。これにより農業従事者数は2005年から現在までにほぼ半減しており、今後も減少が続く見込みだ。

この状況に対し、YUIME社は国外からの人材を活用し、人材支援サービスを通じて根本的な課題解決を図っている。

外国人材の活躍促進



また、日本での外国人材活用に対するイメージも変化してきた。特定技能制度が導入され、2019年以降、海外からの農業分野の労働者が新たに受け入れられ、2024年には更なる受け入れが見込まれている。特定技能制度の変遷を受けて、農業現場のニーズを的確に捉えつつ、外国人材との架け橋となる事業者が求められている。

YUIMEの多様な事業展開



YUIME社は、「日本の一次産業を、世界の一流産業にアップデートする」ことを目指して、多角的な事業展開を行っている。その一つが、特定技能外国人に特化した労働力支援を行う「YUIWORK」であり、日本人労働者の採用支援を行う「YUIMARU Japan」、そして課題解決型メディア「YUIME Japan」など、様々な形で一次産業の労働力インフラを構築しようとしている。

加えて、YUIME社は自社農場「YUIME FARM」を通じて実践的な農業ノウハウやデータの蓄積も行っており、これにより労働者の教育・訓練も手がける。さらに、外国人材の人権保護にも取り組んでおり、今後は「特定技能派遣事業者コンソーシアム」を通じて業界全体の健全な発展に貢献するという意気込みを見せている。

セオリーオブチェンジの構築



YUIME社は、投資の成果を確実にするため、事業と社会的インパクトの連結を「セオリーオブチェンジ」として整理し、定期的に評価を行うことを明言している。これにより、事業のインパクトを具体的に測定し、どのようにして変化を生み出すのかを常に意識する。

GLINの支援体制について



GLIN Impact Capitalは、投資先の社会的インパクトと経済的リターンの実現をサポートするために、さまざまな支援を提供する。インパクト測定や事業拡大のためのネットワークを生かし、YUIME社と共に成長を促進する取り組みが進められている。

「私たちの事業がもたらす社会的インパクトをより意識的かつ戦略的に推進できることを期待しています。」とYUIME社の上野代表は語る。これは、外国人を含む農業生産力の増加や耕作放棄地の削減といった具体的な目標を掲げ、農業の未来を切り開くための道筋となることを示唆している。

まとめ



GLIN Impact Capitalからの出資は、YUIME社にとって大きな一歩であり、日本の農業の持続的な発展に向けた重要なセクタでの活動を強化する契機となる。今後の展開に目が離せない。


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会社情報

会社名
GLIN Impact Capital 有限責任事業組合
住所
東京都港区南青山2-2-15
電話番号

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