Greenfile.workがスタートアップ奨励賞を受賞
最近、国土交通省が主催する「インフラDX大賞」において、Greenfile.workが初のスタートアップ奨励賞を獲得しました。国土交通大臣 斉藤鉄夫氏からの表彰を受け、この受賞の背景やGreenfile.workの具体的な取り組みについてご紹介します。
インフラDX大賞とは
「インフラDX大賞」は、国土交通省が建設現場の生産性向上を目指すベストプラクティスを表彰する制度であり、2017年度からの「i-Construction大賞」が名称を変更したものです。この賞は、特にスタートアップの取り組みを評価する場所として、2022年から新設された「スタートアップ奨励賞」が設けられています。この奨励賞の目指すところは、日本の経済成長を支えるためスタートアップ企業を支援し、建設業界を活性化することにあります。
受賞の背景
Greenfile.workは、インフラDX大賞において、デジタル技術とデータを活用し、建設生産プロセスの高度化、業務の効率化、そして国民のサービス向上など、様々な課題に寄与するサービスとして評価されました。
組織の働き方改革
同社のサービスは、従来の紙やExcelでの管理に伴う、入力の二度手間や不備の確認といった問題を解決します。その結果、業務時間を従来運用と比較して「73.8%」削減することを実現し、安全書類の品質向上にも寄与し、労働災害の防止やコンプライアンス強化へもつながっています。
建設生産プロセスの効率化
Greenfile.workでは、安全書類の作成・管理を効率化するだけでなく、建設キャリアアップシステム(CCUS)との連携も行っています。これにより、業界のスタンダードな環境を創出し、技能者の処遇改善にもつながるCCUSの普及を加速させる役割を果たしています。
風土の改革による波及性
Greenfile.workに登録されたデータは、異なる元請や現場でも利用可能です。これにより、登録企業が増えることで、地域全体に建設DXが浸透していく仕組みが生まれます。実際、静岡県浜松市では、元請企業1社の導入がきっかけで、周辺11社が次々と導入を決定しており、地域単位での建設DXの普及に寄与しています。
代表取締役のコメント
シェルフィー株式会社の代表取締役、呂俊輝氏は、「この受賞は私たちのサービスが認められた結果で、未来への期待が込められたものと感じています。今後もGreenfile.workを中心に、建設業界に貢献できるよう努めていきます。」と述べています。
Greenfile.workの概要
Greenfile.workは、建設現場における安全書類業務の効率化を目指したサービスで、2019年4月からの約3年間で11万社以上の建設会社に導入されてきました。その目的は、安全書類の電子化を通じて工事外業務を簡素化し、技能者の処遇改善や地域単位での建設DXの普及に寄与することです。
シェルフィー株式会社のビジョン
シェルフィー株式会社は「良い仕事に、称賛と手助けを」という理念の下、建設業界における担い手不足の解消に向けて、ソフトウェアを用いて生産性の向上に貢献しています。今後もその活動を広げ、さらなるサービスの向上に努めていきます。
詳しい情報は、
シェルフィー株式会社の公式サイトや
Greenfile.workの事業サイトなどを通じて発信しています。