飛騨クラフトの快挙
2026-07-08 12:29:28

飛騨高山の「飛騨クラフト」が世界最高峰リキュールの金賞受賞

飛騨高山の小さな作り手が世界を驚かせる



岐阜県高山市にある「飛騨クラフト」は、リキュール業界に新風を吹き込んでいる。2019年に誕生したこのクラフトリキュールメーカーは、わずか4年で世界的なコンペティションでの栄誉を手にした。

英国のIWSCでの快挙



飛騨クラフトがこのたび、ロンドンで行われた「IWSC(International Wine & Spirits Competition)2026」において、『ゆずチェッロ』と『オレンジチェッロ』の2製品が最高金賞(Gold Outstanding)を受賞した。リキュール(柑橘)部門では、世界で僅か5製品が最高金賞を獲得しており、そのうち2つを1社が受賞するのは飛騨クラフトだけだ。特に、イタリアの名門・パッリーニ社も評価したリキュールと肩を並べることができたという経歴は、飛騨クラフトが真剣に取り組んだ証である。

『ゆずチェッロ』は、米国の「SFWSC(San Francisco World Spirits Competition)2026」でもダブルゴールド(99点)を受賞するなど、販売開始からわずか2年で英米両国のコンペティションでの最高評価に到達した。受賞したワインやスピリッツが評価される中、まさに快挙と呼べる瞬間だ。

出発点は屋根屋



飛騨クラフトの母体は1949年創業の屋根工事会社・有限会社森瓦店。この伝統的な屋根屋は、3代目の森孝徳氏が新たに立ち上げたリキュールブランドであり、家業の次なる挑戦としてリキュール製造を選び取った。古くからの職人技を生かして新たな事業を展開する姿勢は、地元の人々からの支持も集め、着実にファンを増やしている。

初めてのチャレンジとなったSFWSCでは銅賞を受賞し、その結果を励みに改良を重ねてきた。2度目の挑戦での成功は、彼らの努力の結晶である。

独自の製法とこだわり



評価の背後には、飛騨クラフトの独自性がある。「いいとこどり製法」と呼ばれる手法により、柑橘の皮から香りを、果汁から味わいを引き出す方法を用いている。この工程により、イタリアの伝統的な製法と日本の感性が融合し、リキュールとして完成される。使用される素材も全て厳選されており、高知県の柚子や広島県のネーブルオレンジを主にした製品が展開されている。

世界からの評価



審査員たちの評判も上々で、特に『ゆずチェッロ』は柚子の香りと鮮烈なコクが特徴的と賞賛され、『オレンジチェッロ』はしぼりたてのオレンジの味わいが魅力として高く評価されている。どちらも食前酒や食後酒として楽しめる絶品リキュールだ。

地元から世界へ



森氏は、「私たちのリキュールが世界中の人々に届けられることが誇らしい」と述べており、今後は贈り物や高級ホテルへの納品を強化する方針を示している。飛騨の地が誇る柑橘を通じて、世界中の食卓に新しい感動を提供することを目指す。同社のウェブサイトでは、製品情報やオンライン購入が可能で、さらに製品に込められたストーリーを伝えている。

今後の展望



今後、飛騨クラフトは「世界が認めた日本のフルーツリキュール」として、贈り物需要の拡大や高級飲食店での採用を進めていく。消費者にとっても魅力的で、特別な瞬間を演出するためのコンセプトを持つリキュールとしての位置付けを狙っている。特に、地域の農家との有機的な関係を追求しながら、高品質な製品を届け続けていくことが期待されている。

この小さな会社が世界的な評価を受けるのは、まさに飛騨高山の自然や人々の情熱の賜物と言えるだろう。多くの人にこの美味しさを届けるため、飛騨クラフトは今後も進化を続けていく。


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会社情報

会社名
有限会社森瓦店
住所
岐阜県高山市千島町376番地
電話番号
0577-33-0018

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