京都銭湯と湯道文化
2025-12-05 12:55:23

京都銭湯と二十四節気が織り成す新たな湯文化の魅力を紹介

京都が生んだ新たな銭湯の楽しみ方



京都市は、公共浴場業界と連携し【二十四節気 湯めぐり】という革新的なプロジェクトを発表しました。この企画は、銭湯を通じて京都の湯文化と季節の移ろいを楽しむことを目的としており、特に季節感を大切にした内容が特徴です。プロジェクトの発足にあたっては、放送作家で京都との縁が深い小山薫堂氏が提唱する「湯道」が大きな役割を果たしています。湯道は、日本の入浴文化を探求し、これを発信していくための活動であり、京都をその起点として盛り上げていく狙いを持っています。

プロジェクトは、12月7日から1年間にわたって実施され、二十四節気をテーマにしたラリーイベントとして運営されます。このラリーでは、各季節ごとに特別なステッカーを集めたり、京都の銭湯を訪問することが求められます。これにより参加者は、銭湯循環を通じた京都の四季を体験し、さらに地域の文化を学ぶ機会を得られます。

開幕イベント「湯道 in 京都」



プロジェクトの開幕を前に、11月30日には記念イベントが開催されました。このイベントは二部構成で、まず第一部では「湯道文化賞」の授賞式が行われました。この賞は、入浴文化の振興に大きな提言を行った個人や団体を表彰するものであり、受賞者として「日本秘湯を守る会」会長の星雅彦氏や「湯守番頭会」などが名を連ねました。

授賞式では、湯道文化振興会の代表理事である小山氏が挨拶し、参加者への感謝の意を表すとともに、「湯道」の未来についても言及しました。松井市長も来賓として登壇し、銭湯がもたらす文化的意義について触れ、京都の人々、とりわけ銭湯の重要性を強調しました。

トークセッションで明かされた銭湯の魅力



第二部では、松井市長をはじめとした著名人たちが集結し、トークショーが開催されました。市長は、自身が銭湯で体験した思い出や、そこから得た教訓を語りました。また、吉本理事長は京都の銭湯の特徴として、ほぼ全てが地下水を使用している点や、共通入浴券の制度についても説明しました。

山本太郎氏は、京都銭湯の多様性を評価し、学生時代からの思い出を語る場面もありました。その一方、小山薫堂氏は、「湯道」とは、入浴中の感謝の気持ちを育むものであると説明し、参加者へのメッセージを送信しました。

新たなシンボルキャラクターの登場



また、イベント内では京都銭湯の新たな公式キャラクター「湯鬼(ゆっき)」と「湯狐(ゆっこ)」が発表されました。このキャラクターたちは、京都の伝説である「百鬼夜行」にインスパイアされたもので、親しみやすいデザインが特徴です。これにより、若い世代も銭湯を楽しみやすくなることが期待されています。

銭湯巡りの新しい形



もちろん、ラリー企画は特に二十四節気を意識したものであり、各期間の移り変わりに伴って異なるテーマが用意されています。参加することで季節の移ろいを楽しむことができるだけではなく、さらには達成感を味わうこともできます。40湯訪問した人にはシルバー、60湯を訪問した人にはゴールドカードが授与され、全部の銭湯を巡れば特製の完湯手形がもらえるという仕組みです。

このように京都の「二十四節気 湯めぐり」は、銭湯を通じて地域文化を深める新たな挑戦となります。来るべき今年の活動に期待が寄せられています。ぜひ、この機会に皆さんも京都の銭湯を訪れ、豊かな湯文化を体験してみてはいかがでしょうか。


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