水族館の新展示
2024-12-25 15:05:22

しながわ水族館、新しい環境教育の形『アクアポニックス水槽』を公開

しながわ水族館、新展示『アクアポニックス水槽』を発表



2024年12月18日、東京・品川に位置するしながわ水族館が新しい展示「アクアポニックス水槽」を公開しました。この水槽は、魚の養殖と野菜の水耕栽培を融合させた革新的な農法、アクアポニックスをテーマにしています。

アクアポニックスとは?


アクアポニックスは、水産養殖(aquaculture)と水耕栽培(hydroponics)を組み合わせた造語です。この技術では、魚と植物、さらにはバクテリアが共存し、それぞれが相互に作用することで循環型のエコシステムが構築されています。

水槽の上部には、サニーレタスなどの葉物野菜を育てるスペースがあり、下部にはラミーノーズテトラなどの淡水魚が泳ぐ水槽があります。水は上部から流れ込み、魚の糞や残った餌がバクテリアによって分解される過程を経て、再び植物へと戻る仕組みです。この循環プロセスは、自然界における持続可能な生態系を模したものです。

アクアポニックス水槽が持つ意味


新設されたアクアポニックス水槽は、環境への配慮が高まる現代社会において、特に重要な役割を果たしています。現在、私たちが日常で使用している水は、適切に処理されることで再利用可能となり、自然界に帰る循環が続いています。しかし、この壮大なプロセスを理解するのは難しいこともあります。そこで、アクアポニックス水槽がその縮図として機能し、水循環の大切さを視覚的に示すのです。

この展示を通じて、来館者は単に生き物を見るだけでなく、水の大切さとその循環について学ぶことができます。情報をわかりやすくユーザーに伝えるための工夫として、配置やビジュアルにこだわり、興味を引くような演出が施されています。

アクアポニックス水槽の詳細


  • - 場所: B1 トピックス水槽
  • - 展示生物: ブラックゴースト、ペンギンテトラ、ラミーノーズテトラ
  • - 栽培する植物: リーフレタス、サンチュ等

しながわ水族館では、来館者が自然と触れ合いながら、環境保全について考える機会を提供しています。アクアポニックス水槽もその一環として設置されており、今後も様々な展示を通じて皆に理解を深めてもらいたいと考えています。

しながわ水族館の基本情報


  • - 所在地: 〒140-0012 東京都品川区勝島3-2-1 しながわ区民公園内
  • - 営業時間: 午前10時〜午後5時(最終入館は午後4時半)
  • - 休館日: 火曜日(春・夏・冬休み、GW、祝日は営業)、1月1日
  • - 入館料金: 大人(高校生以上)1,350円、小・中学生600円、幼児(4歳以上)300円、シルバー(65歳以上)1,200円(全て税込)

新しいアクアポニックス水槽を訪れて、自然と共生することの重要性について学んでみてください。私たちが日常で見落としがちな水の価値を再認識できるかもしれません。


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