SIPシンポジウム2016
2016-10-05 11:00:53
日本発の科学技術イノベーションが未来を開くSIPシンポジウム2016開催
SIPシンポジウム2016の開催
2016年10月4日、東京都品川で『SIPシンポジウム2016~日本発の科学技術イノベーションが未来を拓く~』が開催されました。このイベントは、内閣府の総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)が主催し、約800名の参加者が集まりました。シンポジウムの目的は、SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)の3年間の成果を共有し、今後のイノベーションに向けた方向性を議論することです。
開会の挨拶
オープニングでは、科学技術政策を担当する鶴保庸介大臣が挨拶を行い、政府が掲げるGDP600兆円の達成に向けた科学技術イノベーション政策の重要性について語りました。特に、ノーベル賞受賞者である東京工業大学の大隅良典栄誉教授に祝意を述べつつ、今後のイノベーション推進における政府の役割を強調しました。
基調講演と進捗報告
続いて、独立行政法人日本学術振興会の安西祐一郎理事長が「AI、ビッグデータ、IoTの研究開発とSociety5.0の実現」というテーマで基調講演を行いました。この講演では、これらの技術がどのように相互作用し、社会を豊かにするかが紹介されました。その後のセッションでは、各プログラムディレクター(PD)によって進捗状況や研究成果の報告が行われ、特設ブースにて試作品や映像によるデモンストレーションが行われました。
パネルディスカッション
シンポジウムのハイライト部分として、フリーディスカッションやパネルディスカッションが設けられました。「SIPにおけるプログラム運営」というテーマで開かれたフリーディスカッションでは、変化する社会環境への適応や、産学連携の重要性について活発な議論が交わされました。また、「Society5.0の実現に向けて」というテーマのパネル掲示では、久間議員がSociety5.0の概念を解説し、パネリストからは様々な視点からの意見が寄せられました。
シンポジウムの総括
最後のセッションでは、久間和生議員が本シンポジウムの締めを担当し、SIPが始まって3年目を迎え、各課題での成果が見え始めていることを明かしました。彼は、今後もグローバルな競争を勝ち抜くための努力を続けるよう参加者に呼びかけました。これにより、シンポジウムは成功裏に終了しました。
SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)とは
SIPは、内閣府が2014年に創設した国家プロジェクトで、社会的及び経済的に重要な11の課題を解決することを目指しています。国内のトップクラスのPDが中心となり、科学技術イノベーションを実現するために、基礎研究から実用化・事業化を見据えた研究開発が進められています。日本が今後もイノベーションに力を入れ、世界をリードする存在であり続けるために、このようなシンポジウムが重要な役割を果たしています。
会社情報
- 会社名
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内閣府総合科学技術・イノベーション会議
- 住所
- 東京都千代田区永田町1-6-1
- 電話番号
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