ワコムのGHG削減
2024-11-05 14:13:29

ワコム、SBTi認定取得で温室効果ガス削減目標を明確化

ワコム、温室効果ガス削減に向けた新たな一歩



株式会社ワコムは、温室効果ガス(GHG)排出削減の目標について、科学的根拠に基づく目標設定を認定するSBTi(Science Based Targets initiative)からの認定を取得しました。これは気候変動問題に対する企業の取り組みとして、極めて重要なステップです。

TCFDへの賛同



ワコムは2023年4月に、気候変動関連財務情報の開示を行うことを推進するTCFD(Task Force on Climate-related Financial Disclosures)への賛同を表明しました。このような取り組みは、温室効果ガスの排出削減だけでなく、企業としての透明性を高め、信頼性を築くために必要不可欠です。

削減目標の具体的内容



今回ワコムが設定した削減目標には、以下のような具体的数値が含まれています。

  • - Scope1及びScope2のGHG排出量:2021年から2030年までの総量を80%削減する。
  • - Scope3のGHG排出量(購入した製品・サービスによるもの):同じく2021年から2030年までに25%削減する。

これらの数値目標は、パリ協定の温室効果ガス削減の目標と整合しており、事業が環境に及ぼす影響を科学的に評価したものです。

環境への配慮を強化



将来的には、より広い視点で温室効果ガスの排出削減を目指し、特にScope3に関してはサプライチェーン全体からの排出を意識した活動を展開する計画です。サプライヤーとの連携を深めることで、社会全体の脱炭素化に貢献する姿勢を打ち出しています。

また、環境に配慮した製品の開発やビジネス活動を継続的に推進し、環境情報の開示も充実させていく方針です。

SBT Initiative(SBTi)について



SBTiは、国連グローバル・コンパクト、CDP、世界資源研究所(WRI)、WWFなどが共同で設立した国際的なイニシアティブです。企業が科学的に裏付けられたGHG削減目標を設定するよう促進し、その審査・認定を行っています。これにより、企業の気候変動への貢献が期待されています。

ワコムの事業概要



株式会社ワコムは(東証プライム:6727)、デジタルペンを通じて多くのユーザーに「デジタルで描く」体験を提供しています。映画制作、工業デザイン、教育機関、医療機関、金融機関など、幅広い分野でその技術が活用されています。最近では、さまざまなモバイルIT機器にもワコムのペン技術が搭載されており、ますますその利用価値が高まっています。

このような取り組みを通じて、ワコムはテクノロジーを駆使した新しいデジタル体験を提供し続けるとともに、環境問題にも積極的に応えていくことを目指しています。


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会社情報

会社名
株式会社ワコム
住所
埼玉県加須市豊野台2-510-1
電話番号

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