男鹿の新たな食文化を創造するネオ・町中華「マッチャイナ」がオープン

男鹿の新生「マッチャイナ」

男鹿市の新たな食の拠点、「マッチャイナ」が2025年7月12日にグランドオープンしました。男鹿のサウナ付き宿泊施設「ホテルかぜまちみなと」の一角に位置し、地元の食材や発酵調味料を使用した新しいスタイルの町中華ダイニングです。オープン以来、朝から夜まで多様なメニューが提供され、地元の人々や観光客で賑わいを見せています。

「稲とアガベ」の理念と発展

「マッチャイナ」は、地元企業「稲とアガベ株式会社」と「NEWLOCAL」が手を組んで生まれたプロジェクトです。このプロジェクトは、男鹿のまちづくりを行う一環として進められており、地域の「機能」を取り戻すことを目指しています。男鹿に必要なラーメン屋や宿泊施設の復活を通じて、地域の賑わいを作り出しています。その中でも、「町中華」を必要とする声が多かったため、迷わずオープンを決定したとのこと。

多彩なメニューと十味

「マッチャイナ」では、三つの異なる時間帯ごとに楽しみ方が変わります。朝食では、台湾の家庭料理にアレンジを加えた朝ごはん、昼はカジュアルなネオ・町中華、そして夜には男鹿の新鮮な海鮮を使ったアラカルトのビストロスタイルが楽しめます。特に発酵をテーマとしたメニューはユニークで、例えば発酵麻婆豆腐や、香港焼きそばは絶品です。

地域の食材を活かしたこだわりの料理

「マッチャイナ」では、秋田県産の食材にこだわりつつ、醸造された酒粕や伝統的な魚醤を使用しています。これにより、秋田独自の発酵文化と中華の技法を融合させた料理が生まれるのです。魚醤を使用した酢豚や、季節の野菜をふんだんに使った定食もおすすめです。

また、お食事には地元の酒蔵「稲とアガベ」の日本酒や、有機栽培された中国茶を使用したカクテル、ナチュラルワインとのペアリングも楽しめるので、大人の美食体験を味わえます。