株式会社KUROKOが4月に発表した新しいビジネスマッチングサービス「BizOffer」は、BtoB企業のための商談獲得支援を目的としています。このサービスでは、1万円から開始することができる成果報酬型の料金体系を採用しており、企業は事前にBANT情報を確認した上で商談を判断することが可能です。
BizOfferの背景
BtoBビジネスにおいて、商談を成立させるためには事前の情報収集が欠かせません。特に、「BANT情報」と呼ばれる予算(Budget)、決裁権(Authority)、必要性(Need)、導入時期(Timeframe)に関する情報は、商談の成功率を高める要素となります。しかし、従来の営業活動では、商談前にこれらの情報を取得することが一筋縄ではいかず、課題となっていました。KUROKOはこの課題を解決するために、BANT情報を事前に提供する「BizOffer」を開発したのです。
サービスの特徴
BizOfferでは、商談を希望する企業が、提供される情報をもとに判断し、ターゲットとなる企業や役職者と商談を設定します。具体的な提供情報には以下が含まれています:
- - 企業情報:業種、売上規模、従業員規模など
- - 部署・役職情報:対象とする部署名や役職名
- - 決裁領域:決裁権限のある領域
- - ニーズ情報:クライアントのニーズや関心領域
- - BANT情報:関心度合いや予算、導入時期など
このように、商談前に的確な情報を手に入れることで、企業は無駄な商談を避け、商談の質を高めることができます。また、BizOfferの最大の魅力の一つは、登録料や月額利用料が一切不要である点です。商談が成功した場合にのみ料金が発生し、リスクを低減できる仕組みが整っています。
従来のビジネスマッチングとの違い
一般的なビジネスマッチングサービスでは、参加者同士が自己紹介や情報交換の場となりがちですが、BizOfferでは、利用者は「営業を行う側」と「営業を受ける側」に明確に分かれています。これにより、自己紹介を経ることなく、直接的な商談が実現し、効率的な営業活動が可能です。
アンケート機能でさらなる改善
商談後には、企業からアンケートを回収し、製品・サービスに対する導入意欲や導入確度を評価する特徴があります。このプロセスによって、企業は商談の効果を数値化し、改善点を見つける手助けを受けられます。
KUROKOの展望
KUROKO社は、顧客の成長を促すためのソリューションを提供しており、「BizOffer」の導入を通じて、日本のBtoB営業を革新していくことを目指しています。今後も多くの企業がこの仕組みを利用し、営業活動の効率化を図ることが期待されています。
株式会社KUROKOは、東京都港区に本社を置き、2012年に設立されました。ビジネスマッチングサービスの他にも、各種営業支援を行っています。
詳しくは、公式サイト(https://bizoffer.jp/)をご覧ください。