AIと人が共に進化する内部統制業務
内部統制は、企業の信頼性を担保する上で極めて重要な業務です。最近では、株式会社WARCが開発したSaaS「smoove J-SOX」が革新をもたらしています。特に2026年8月より提供開始の新機能「MCP連携」により、AIと人が共同で内部統制業務を効率的に行えるようになりました。
ヒトとAIの協働
「smoove J-SOX」は、内部統制の担当者が本来の業務に集中できる環境を整えることを目指しています。これまでの開発方針に基づき、2024年の新機能リリースにより、形式的なタスクから担当者を解放することができるようになりました。生成AIの登場は、このビジョンを実現する新たな可能性を提供しています。
驚くべきことに、国内では86.4%の企業がすでに業務で生成AIを利用しており、内部統制においても業務フローチャートの作成などに活用が進んでいます。しかし、私たちが直面する課題は、AIだけでは解決できない部分があることです。特に「誰が、何を根拠に作成したのか」という透明性が必要です。正確さと証跡が求められるJ-SOX業務では、責任の所在や判断プロセスを明確にするための仕組みが不可欠です。
そこでsmoove J-SOXは、この仕組みをもとに設計されています。これにより、AIと人との間で信頼性のある業務遂行が可能になります。
MCP連携の特徴
MCP(Model Context Protocol)は生成AIと外部システムを接続するための標準規格です。この連携機能により、自社が定義した業務プロセスを生成AIに安全に委任できます。最初の機能では、Claudeがsmoove J-SOX上で3点セットを直接編集できるようになりました。これは、業務内容を記したメモをClaudeに渡すだけで、その内容を基にしたフローチャートやリスク管理ができるというものです。
例えば、業務メモを分析したClaudeが、すぐに高精度の業務プロセスを構築し、リスクやコントロールを洗い出します。このプロセスは短時間で実施され、従来の手法と比較して作業時間を大幅に削減することができます。
AIとの対話によるリスク管理
内部統制におけるリスク確認もAIとの対話でサポートされます。「この業務のリスクについて再考しましょう」と話しかければ、Claudeはsmoove J-SOX内の情報を参照しつつ新たなリスク提案を行います。提案された内容についての対応も、生成AIがサポートしてくれます。
さらに、変更差分機能によって、AIがどこを変更したのかを瞬時に把握することも可能です。これにより、担当者は業務の透明性を保ちながら、より戦略的な判断が下せるようになります。
今後の展開
WARCは今後、smoove J-SOXの機能を拡大し、より多くの業務をAIがサポートできる環境を整えていきます。また、生成AIを自社内に内蔵し、お客様が独自にAIツールを用意しなくとも業務支援を受けられるようにする構想もあります。
更には日々の業務データを収集し、これを基に内部統制のモニタリングを行い、不備を早期にキャッチする仕組みの実現も視野に入れています。これにより、担当者だけでなく事業部門のメンバーも自然と内部統制業務に参加できるようになるのです。
無料ウェビナーのご案内
WARCでは2026年9月8日(火)12:00〜13:00に無料ウェビナーを開催します。公認会計士が会議の進行を行い、AIガバナンスと実務の具体例としてsmoove J-SOXの活用法を紹介する予定です。生成AIを企業にどのように導入し、内部統制業務を効率化できるかを検討する方には必見の内容です。
概要
- - 日時: 2026年9月8日(火)12:00~13:00
- - 開催方法: オンライン(Zoom)
- - 参加費: 無料
業務でのAI利用が広がる今、社内でのガイドライン作成や内部統制構築技術が求められています。このウェビナーを通じて、役立つヒントを得ていただければと思います。
概要
smoove J-SOXは、監査法人の完全監修のもとを出発点に、業務効率化と品質の向上を目指したクラウドサービスです。このプラットフォームでは、全社的な内部統制や財務報告プロセス全体を一元管理し、業務の持続的な効率化を実現します。日常的なモニタリングが行えることで、企業にとって本質的な業務に集中することができるのです。