次世代プロジェクト推進基盤「TierX」の実証実験が始まる
セイコーソリューションズ株式会社(SSOL)と株式会社タイムクリエイターズ(TC)の両社が協力し、次世代プロジェクト推進基盤「TierX」の共同実証実験(PoC)を2026年9月に開始することが発表されました。TierXは、AIがプロジェクト全体を理解し、プロジェクトマネージャーの意思決定を支援するための新しい技術です。
TierXについて
TierXはAIネイティブなプロジェクト推進基盤で、企業や組織が抱える複雑なプロジェクトの管理を効率化することを目指しています。近年、システム開発のプロジェクトは大型化・複雑化しており、そのためPMには迅速かつ正確な意思決定が求められています。ですが、プロジェクトの進捗や課題、リスクなどの情報が散在しており、全体像を把握するには多くの経験と時間が必要です。
背景と課題
リモートワークやマルチベンダー開発の普及により、現場での情報収集やリスクの早期察知が難しくなっています。こうした課題を解決するために、TierXはプロジェクト全体を継続的に分析し、人の判断をサポートすることを可能にします。これにより、プロジェクト推進の高度化が図られると期待されています。
実証実験の目的
今回の実証実験では、TCが長年の経験を基にした実践的なプロジェクトマネジメントの知見を活かし、SSOLが持つAI技術を駆使して、「TierX」の効果を検証します。具体的には、プロジェクト運営プロセスの適合性や実際の利用状況を見極め、AIによる意思決定支援の有効性や業務負荷の軽減を確認する予定です。
期待される成果
本実証実験では、以下の内容が中心的なテーマとなります。
- - AIによるプロジェクト状況分析精度の向上
- - プロジェクトリスクの早期発見
- - プロジェクトマネージャーの業務負担軽減
- - 意思決定支援の有効性
- - プロジェクト全体の生産性向上
この検証を通じて、TierXの機能やユーザー体験の向上を目指し、実際のプロジェクト現場への適用に向けた運用モデルを確立することが目標です。
今後の展開
2026年内にTierXを実用化することを目指し、その成果を元にプロジェクト推進基盤としての提供を開始する予定です。将来的にはシステム開発に限らず、さまざまな業種のプロジェクトマネジメントにも活用されることが期待されています。
TierXはAIが人的な役割を代替するのではなく、膨大な情報を整理し、人間が本来行うべき「判断」や「対話」に集中できるよう支援することを目的としています。これにより、AIと人が協力して新たなプロジェクトマネジメントのスタンダードを構築することを目指しているのです。
セイコーソリューションズとタイムクリエイターズは、TierXを通じてプロジェクト推進の新しい基準を設け、お客様のプロジェクト成功率を向上させ、デジタルトランスフォーメーション(DX)の促進に努めていきます。