小川町の和紙で観光を創造する
埼玉県比企郡小川町。ここは「細川紙」というユネスコの無形文化遺産に認定された和紙の名産地です。しかし、観光資源としての活用はまだまだ進んでいないのが現実です。そんな中、立教大学観光学部西川研究室と地域の企業(株)おいでなせえが手を組み、2020年から「和紙を活用した観光まちづくり」に挑戦しています。そして、2022年3月6日には、その取り組みを紹介する「活動報告会」を実施する運びとなりました。
この報告会ではオンラインと現地での同時開催が予定されており、地域住民や観光客に向けて和紙づくりの工程やその魅力を伝えるという重要な役割を果たします。特に、和紙の原料である「楮」をテーマにしたオンラインモニターツアーが注目されるでしょう。
和紙づくりの重要性
和紙の製造過程は単純に製品を作るだけではなく、その背後には多くの人々の努力と時間がかかっています。「楮」から始まる和紙づくりの工程は、持続可能な観光を実現するためにも重要です。和紙製造の全過程を見つめ直すことで、廃棄されていた資源を活用し、新たな産業の創出も視野に入れています。
これまで観光業界は新型コロナウイルスの影響を受け、多くの制限があった中、地域とのつながりがいかに重要であるかが再認識されています。地域に根付いた観光のあり方を考える西川研究室は、実践を通じて理論化する姿勢を貫いています。
活動報告会の概要
「活動報告会」では、地元の観光資源を活用した新しい取り組みが発表される構成です。2022年3月6日(日)14:00から16:00に小川町立図書館視聴覚ホールで開催され、オンライン参加も可能です。参加費はリアル参加が500円、オンライン参加は無料となっています。
- - 開催日は2022年3月6日(日)
- - 場所:小川町立図書館 視聴覚ホール
- - 申し込み:オンライン部門も含め、事前申し込みが必要
このイベントは地域のコミュニティと参加者が直接交流できる貴重な機会です。同時に、観光の未来を見据えた取り組みがどのように進んでいるのかを知ることができるでしょう。
あなたも参加してみませんか?
この「活動報告会」は、地域の取り組みを理解し、観光産業の未来について考える良い機会です。興味のある方はぜひご参加ください。具体的な内容や申し込みについては、以下のURLからご確認いただけます。
活動報告会の申し込みはこちら
おわりに
立教大学観光学部西川研究室と(株)おいでなせえの取り組みは、地域の伝統を大切にしつつ、新しい形の観光を模索する重要な試みです。和紙づくりの魅力を再発見し、地域とともに成長していく観光の在り方に期待が高まります。この報告会を機に、より多くの人々が小川町の魅力に気づくことを願っています。