シニア男性と家事
2014-10-15 14:00:03
家事分担が変わるシニア男性の新しいライフスタイルについて
家事分担が変わるシニア男性の新しいライフスタイルについて
近年、シニア男性の家事への関与が注目されています。特にリタイア後の生活において、家事分担の重要性が増しています。従来は、女性が家庭内の家事を担っていることが多い状況でしたが、年齢が上がるにつれてシニア男性たちも家庭の役割を果たすようになってきています。
家事における男女の実施率
シニア層では、女性が圧倒的に多くの家事を実施しており、実施率は90%を超えています。しかし、男性に関しては年齢が上がるにつれて家事の実施率も高まり、特に70代になると「風呂掃除」や「部屋の掃除」、「ゴミ出し」などの実施率が50%を超える傾向があります。興味深いのは、男性の料理に関する意識も徐々に変わりつつある点です。
特に「料理」については、65歳以上の男性層においては依然として固定観念が根付いているものの、団塊世代以下ではポジティブな意識が強まっています。具体的には「料理のできる男はかっこいい」と考える人が増えており、70歳未満の男性の意識には上昇傾向が見られます。
変化する家庭内役割
リタイア後、男性は「仕事」から「家事」という新たな役割に目を向けるようになり、特にクリエイティブな活動としての「料理」に挑戦する動きが見られます。これには、自分自身のスキルを向上させることや、新しい挑戦を楽しむ姿勢が影響を与えているのでしょう。世代ごとの意識の違いを理解することは、家事分担を促進するために不可欠です。
シニア女性の意見を聞く『iDOBATA』では、この変化を後押しする方法が提案されています。具体的には、男性が家事に対してポジティブな意識を持てるように「やらせて」や「ほめる」といったコミュニケーションが効果的です。このように、家事分担が定着することで、家庭内の役割分担がよりスムーズになります。
家事スキルの向上がもたらす変化
今後、家事スキルの高いシニア男性が増えることが予想されます。このことは、家電製品や食品選びのセンスにも変化をもたらすでしょう。ターゲット層としてこのシニア層を見据えることは、今後の市場において重要な視点となるはずです。家事に関わる男性の意識が変わることで、企業側もターゲット商品やサービスの提供において新たなアプローチが必要になるでしょう。
このように、シニア男性の家事への参加は、単なる家事分担にとどまらず、生活全般にわたる意識の変化を示しています。今後の動向に注目していきたいところです。
会社情報
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株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメント
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