横浜竹林研究所の新たな挑戦
一般社団法人横浜竹林研究所(通称:ハマチクラボ)が、2025年12月15日(月)に新たにウェブサイトをオープンしました。この団体は、「横浜の竹林を活用し、人と地域と笑顔をつなぐ。」というビジョンを掲げ、厄介者とされる竹林を利用して地域と個人の課題解決に取り組んでいます。設立からわずか2年で事業が拡大し、皆が参加しやすいプラットフォームを整えました。
横浜竹林研究所の目的とは
横浜竹林研究所は、旧来の竹の利用を現代に復活させつつ、地域社会のつながりを深めるために設立されました。日本では、産業構造の変化に伴い、竹が放置され、竹害という社会問題が浮き彫りになっています。放置された竹林は、都市部での生態系や人々の暮らしに影響を及ぼしますが、ハマチクラボはこれを課題と捉え、竹林を「横浜の新たな農場」へと変貌させるべく活動しています。
事業内容
ハマチクラボの主な事業は以下の4つです。「放置竹林の整備」、「ハマのメンマ」、「ワークショップ」、そして「コンサルティング」です。
1. 放置竹林の整備
都市型竹林整備を進め、地域住民と協力しながら環境を整える活動です。筍掘りやメンマ作り、竹炭造りなど、竹を通じて人が集まる場を創出しています。
2. ハマのメンマ
18の横浜区から収穫した幼竹を使用し、地域の食材プレーヤーと連携して作られたメンマ。食を通じて竹林整備の重要性を伝えています。
3. ワークショップ
地域の竹林を対象に、筍掘りやメンマ作りなどのワークショップを開催し、参加者が竹を身近に感じられる機会を提供します。
4. コンサルティング
竹林整備を行いたい企業や新商品開発に関わる方々の相談に応じ、さまざまな課題へのアプローチを支援します。
新たに開設したオンラインショップ
ハマチクラボでは、これらの活動を支えるために「ハマのメンマ」をオンラインで購入できるショップを設けています。地域の特産品を生かした新しい味わいは、多くの人々に愛されています。特に、ハマのメンマのオリジナル味は、長年にわたり地元で愛されてきた味をアップデートしたものです。
竹林整備の重要性
放置されがちな竹林の整備は、環境面からも非常に重要です。過剰に成長した竹が引き起こす災害リスクの軽減や、生物多様性の回復、さらには廃棄物削減を実現します。このようにして、地域社会が持続可能な形で発展していけるよう、ハマチクラボは日々取り組んでいます。
参加方法
ハマチクラボでは、活動に賛同するメンバーを募集中です。賛助会員や竹林整備のサポートメンバー、さらにはハマのメンマに必要な原材料を提供するパートナーも募集しています。
まとめ
ハマチクラボの活動は、竹林整備を通じて地域の生態系を守り、人々のつながりを深める新しい社会モデルの形成に寄与しています。竹の価値が再評価される中、ハマチクラボの挑戦はさらなる未来へと続いていくことでしょう。興味のある方はぜひ公式サイトを訪れ、彼らの活動に参加してみてください。
横浜竹林研究所ウェブサイト
オンラインショップ