清酒発祥の地・伊丹を巡るスタンプラリー
伊丹市で開催されるスタンプラリーでは、清酒の文化を学びながら楽しむことができます。この地域は清酒発祥の地として知られており、参加者はさまざまなスポットを巡りながら豊かな酒文化に触れることができます。ここでは、立ち寄るべきポイントや参加方法をご紹介します。
伊丹の酒文化を学ぶ
伊丹の清酒は「鴻池」から始まりました。『鴻池家は酒造によって財をなし、慶長5年から200年続いている。初代は幸元で山中鹿之介の子息である』と書かれた鴻池稲荷祠碑がその歴史を物語っています。ここでは、清酒が江戸にまで出荷され、さらには伊丹の名を全国に広めるきっかけとなったことがわかります。
江戸時代の伊丹酒
江戸時代、伊丹は「下り酒」の名産地として知られていました。「伊丹諸白」と呼ばれる酒は、特に注目され、江戸の人々に喜ばれました。実際、『摂津名所図会』にも「伊丹には造り酒屋が60軒余りあり、全国に出荷している」と記されたほどです。伊丹の酒作りに使われている良質な井戸水が、今も変わらぬ美味しさを支えています。
魅力あるスポットの紹介
鴻池稲荷祠碑
この碑は、伊丹の清酒の歴史を伝える重要なポイントであり、訪れる価値があります。
老松丹水
伊丹老松酒造が有するこの水は、酒づくりに欠かせない名水です。古くからの酒造りの技と良質の水が生み出す伝統的な味わいは今も息づいています。
長寿蔵ミュージアム
この魅力的な場所は、酒蔵をリノベーションしたレストランとミュージアムが併設されています。酒造りの道具が展示され、江戸時代の酒造りを学ぶことができます。
枡タワー
令和2年度に日本遺産に認定されたこのタワーは、伊丹の酒文化をPRするための特別なオブジェクトです。頂上から流れる水は、訪れる人々を楽しませてくれます。
スタンプラリー参加方法
参加者は、四つのクイズスポットを巡りクイズに答えることでスタンプを集めます。その際、伊丹の飲食店を一つ訪れることも求められています。合計で五つのスタンプを集めると、伊丹商工プラザで特製の清酒がもらえます。
全25軒の飲食店から選べるので、スタンプ集めと共においしい食事も楽しめます。さらに、動画を視聴しながらクイズに挑むこともできるため、万が一の状況でも楽しめる工夫がなされています。
このスタンプラリーは、伊丹市の酒を知り、楽しむ絶好の機会です。ぜひ参加して、伊丹の豊かな酒文化を体感してみてください。
参加情報
- - 主催: 伊丹商工会議所
- - 住所: 兵庫県伊丹市宮ノ前2-2-2
- - 電話番号: 072-775-1221
- - イベントサイト: 飲んびり いたみ散歩