引き継がれる感謝の心
2025年4月入社予定の内定者を対象に、東武トップツアーズ株式会社が実施した地域連携研修が話題を呼んでいます。この研修は、希望する内定者を集め、山形県西川町および宮崎県延岡市で行われました。東武トップツアーズでは、心温まる社会を共創することを社の理念として掲げています。私たちが活動する理由や、そこで得られる経験は、単なる業務を超えた価値のあるものであることを示しています。
地域ニーズに応える研修
山形県西川町は、日本有数の豪雪地帯として知られており、特に高齢者宅の除雪作業が大きな課題です。この町では、冬のイベント「雪旅籠の灯り」に必要な雪像の制作にも人手が不足しています。そこで、東武トップツアーズの内定者たちは3年前からこの町で冬期の研修を実施し、高齢者の住まいを訪問して除雪を手伝う他、雪像作りにも参加してきました。このような活動を通じて、地域住民との絆が深まっているといいます。
一方、宮崎県延岡市では、毎年2月の第2週末に「延岡西日本マラソン」が開催され、さらに地元の食材を生かしたイベント「のべおかタパス」も盛況に行われています。しかし、これらのイベントも当初はスタッフ不足が深刻でした。そこで東武トップツアーズの内定者たちが、地域住民と共に会場設営や事前準備に取り組む姿が見られました。
研修を通じた成長と感動
参加した内定者たちは、研修を通じて地域の皆さんから「元気をもらった」と感じると同時に、自らが地域貢献の一端を担えたことに大きな達成感を得ていました。また、地域からも「内定者のおかげでイベントが無事に終了した」との感謝の声が寄せられています。
「第二のふるさとができた」と語る内定者もいる中、彼らは今後社会人としての第一歩を踏み出すにあたり、貴重な経験と確かな絆を築いています。このように、当社の取り組みは地域に貢献するだけでなく、内定者本人たちが自分の成長を実感する機会にもなっています。
地域との連携を深化させる未来
東武トップツアーズは「地域の元気は日本の元気」をモットーに、今後も地域と手を携えながら官民連携で地域課題の解決に取り組んでいく方針です。内定者たちの活躍は、企業の社会的責任(CSR)を果たす一環として、そして彼らの未来を切り開く貴重な体験として位置づけられています。これからも地域に寄り添った活動を通じて、双方にとってメリットのある関係構築が進むことを期待しています。