抗体創薬研究の新展開
2025-11-04 14:07:58

株式会社ファーマフーズが東京大学とAI活用の抗体創薬研究を開始

ファーマフーズと東京大学が手を組む新たな抗体創薬の未来



株式会社ファーマフーズ(京都市西京区に本社を置く)は、2025年10月から東京大学の津本浩平教授と協力し、革新的な抗体創薬基盤技術の確立を目指した共同研究をスタートさせることを発表しました。津本教授は抗体エンジニアリングやタンパク質物理化学の領域において国際的に知られる専門家であり、特に抗体の安定性、親和性、製剤適性という"developability"の観点からの分子設計においては、数々の実績を持っています。

この共同研究では、津本教授の豊富な知識と最先端技術を駆使し、完全ヒト型scFvを基盤とした新たな合成抗体ライブラリーを構築します。また、AI技術を活用して抗体の設計を行い、構造的安定性や高い親和性、生産効率といった抗体製作時の主要課題を解決することを目指します。

ファーマフーズは独自技術「ALAgene®」をこれに加え、抗体創薬を加速させる新たな基盤技術の確立に取り組むことで、次世代抗体医薬の開発を目指します。AIによる分子設計は医療分野における技術革新の一環として、迅速かつ高品質な抗体医薬品の創出を実現し、人々の健康と医療の進歩に寄与することが期待されています。

加えて、津本教授は抗体ライブラリーの構築だけでなく、高度な抗体解析技術の開発にも貢献してきました。これまでの研究成果の数々が、この共同研究でも実を結ぶことが期待されています。

ファーマフーズのALAgene®技術


このプラットフォームを支える「ALAgeneⓇ」技術は、ニワトリ由来の抗体作製に特化したもので、哺乳動物では作製が困難な標的に対しても高い結合力を持つ抗体を獲得することが可能です。この技術が人工的に創出された抗体医薬品の開発を加速させ、パイプラインを充実させる原動力となるでしょう。

ファーマフーズは、今回の研究を通じて医療界に革新をもたらし、より多くの患者に貢献できるよう努めてまいります。今後の進展に注目が集まりますが、AI技術とバイオテクノロジーの融合により、抗体医薬品の開発は加速し続けることでしょう。

このプロジェクトに関する詳細な情報は、株式会社ファーマフーズの広報担当までお問い合わせください。今後も引き続き、2015年に設立されたファーマフーズの動向に期待が寄せられています。

会社情報

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