福岡大学が展開する新たなスポーツ体験、リアルとeスポーツの融合

福岡大学の新たな取り組み

福岡大学は、新たな地域スポーツモデルの創出に意欲を燃やしながら、「多世代型マルチスポーツ体験講座」を通じて地域の活性化に寄与しています。この講座は、スポーツ庁からの委託事業を受けており、地域の自治体や企業、プロスポーツチームなどとの連携を図り、リアルスポーツとeスポーツを融合させた新しい体験を提供しています。

特徴と開催背景

具体的には、リアルドライビングシミュレーター「グランツーリスモ 7」を用いたeモータースポーツ耐久レースが実施されます。このイベントは、10月から始まった講座の一環であり、全5回の講座の中の4回目にあたります。「グランツーリスモ」は12月に福岡国際会議場で開催予定のワールドツアーファイナルでも注目されており、参加者にとっても魅力的な体験となるでしょう。

このような取り組みは、スポーツの楽しさを年齢や経験にかかわらず提供することを目指しています。参加者は子どもからシニアまで、幅広い世代にわたります。特に、実況を担当するのは福岡eスポーツ協会会長であり、本学商学部の中島賢一教授。彼のゼミに所属する学生たちも、参加者へのサポートを行います。

講座の詳細

多世代型マルチスポーツ体験講座は、2023年11月29日（土）に福岡市早良区のSRPセンタービルでももち浜SRPホールで開催されます。当日は、13:00からの開会に始まり、13:10からはチーム練習、13:40からは耐久レースがスタート、14:50には閉会の挨拶が行われ、その後15:00に閉場する予定です。一般市民を対象に約40人程度の参加が見込まれています。

期待される成果

この講座を通じて、リアルスポーツとeスポーツを融合させることで新たな地域スポーツのモデルを構築することが期待されています。リアルとデジタルの境界を軽やに越え、参加者が楽しくエンゲージメントを深めることができる場をつくることに挑んでいます。今後も、福岡大学は地域社会と結びつきながら、市民の健康促進や交流を促す取組を強化していきます。