山梨の新しい教育
2019-08-09 14:49:14
山梨県で進化するプログラミング教育と地域貢献の新たな試み
山梨県で進化するプログラミング教育と地域貢献の新たな試み
山梨県では、地域の魅力を発信しつつ、さまざまな課題を解決するために、テクノロジーを活用したプログラミング教育が注目されています。この試みは、株式会社ライカーズアカデミアと地域の教育機関が連携し、地域課題にフォーカスした実験的なプログラムをスタートさせたのです。
プログラミング教育の目的
新しい学習指導要領に基づく形で、2020年度から小学校でプログラミング教育が本格的にスタートしました。ライカーズアカデミアは、この流れに沿った教育内容として、Scratchやマイコンボード「スクーミー」を活用し、子どもたちに情報活用能力を育成することを目指しています。
特に、地域特有の課題—農業問題、介護、空き家問題、商店街の活性化など—に対する解決策を考える中で、スクーミーが重要な役割を果たします。これにより、単なる知識習得にとどまらず、実社会で活かせる力を育んでいきます。
トライアルの具体内容
情報発信の側面
地域の子どもたちは、地域の魅力や安全性について調査し、その結果をScratchを用いて地図上に可視化します。このプロセスにおいて、情報を効果的に発信する力を養い、プログラミングの基礎的なスキルも同時に学びます。この方法は、地域の歴史や観光地、防災情報など、多岐にわたるテーマが取り扱われることで、地域への愛着を育むことにもつながります。
課題解決の側面
課題解決のためには、実際に学校内外のフィールドワークを通じて見つけた問題を解決する装置の開発を行います。センサー技術を駆使し、距離や温度、光の感知などを通して、子どもたち自身が「便利にするための装置」を考え、制作する過程で創造性を養います。これはまた、ものづくりの楽しさを体感する貴重な機会にもなっています。
地域安全教育の重要性
山梨県警による調査では、子どもたちが登下校時に声をかけられるケースが増加していると報告されています。そのため、子どもたちが自らの安全を守ることに対して関心を持つことが重要です。プログラミング教育を通じて、危険を察知する力や、安全な行動を選択する能力を身に付けさせる狙いがあります。
フィールドワークを活用した学び
教育現場では、子どもたちが実際に自分の足で町を歩き、見聞きしたことを元に情報を収集します。その後、収集した情報を元に実際の課題を考え、テクノロジーを使った解決法を模索する一連の流れが確立されています。
トライアル地域の募集について
山梨県内のこれらのトライアルが成功裏に進む中、ライカーズアカデミアでは次のステップとして山梨県外の地域でも同様の取り組みを広げることを計画しています。新たにこのプログラムを導入したい自治体や企業は、ぜひお問い合わせを検討してください。
まとめ
地域連携に基づくプログラミング教育は、子どもたちにとっての自信と創造性を育む環境を提供します。そしてそれが、地域の発展や課題解決につながるという循環を生み出していくのです。今後の展開に期待が高まります。
会社情報
- 会社名
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株式会社ライカーズアカデミア
- 住所
- 山梨県山梨市小原東381いせやビル303
- 電話番号
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