下水道の魅力発見
2018-11-20 12:00:11

若者が下水道の魅力を再発見するワークショップ開催

若者向けワークショップ「東京地下ラボ」



2018年11月18日、首都大学東京にて東京都下水道局による新たなプロジェクトが行われました。それが「東京地下ラボ」です。この取り組みは、若者たちが下水道に関心を持つきっかけを提供し、下水道の魅力を再発見してもらうことを目的としています。参加者は大学生を中心に、多様なバックグラウンドを持つ学生たちです。

ワークショップの概要



東京地下ラボの一環として実施されたこのワークショップは、参加学生が編集スキルを駆使して下水道について学び、結果的にグループごとに雑誌(ZINE)を制作する形式で進行されました。午前中のセッションでは、プロジェクトの概要説明とともに、各自の自己紹介が行われ、学生たちは異なる分野の仲間とのディスカッションを楽しみました。

ゲスト講義とシンポジウム



午後のセッションには、博報堂ケトルの代表取締役社長である嶋浩一郎氏が招かれ、「編集」というテーマで講義が行われました。嶋氏は自身の経験をもとに、一つのテーマで雑誌を作る過程の面白さや、編集の重要性について熱く語りました。この講義は学生たちにとって非常に学びの多いものであり、ZINE制作に向けた具体的なインスピレーションをもたらしました。

下水道の重要性について



講義の後、東京都下水道局の羽場加奈氏による事業説明が行われました。羽場氏は、「下水道は公衆衛生や浸水対策だけでなく、都市開発にも重要な役割を果たしている」と述べ、実際に下水道が活用されている成功事例、渋谷ストリームや品川シーズンテラスについて詳しく紹介しました。これにより、下水道が持つ新たな価値に参加者は真剣に耳を傾けました。

フィールドワークの計画



さらに、ワークショップの最後には、各グループが制作したZINEのプレゼンテーションが行われ、講師や下水道局の職員からのフィードバックがありました。個性あふれる発表が飛び出し、参加者同士での深い探求が促進されました。そして、12月8日には南多摩水再生センターでのフィールドワークが予定されています。この実地経験を通じて、学生たちは下水道の機能やその重要性をさらに理解し、自らのZINE制作に反映させることが期待されます。

参加者による発信



本ワークショップでの学びや制作したコンテンツは、参加学生が運営するWEBサービス「note」でも発信されています。下水道への関心を高めるための新たな取り組みとして、今後の展開にも目が離せません。

このように「東京地下ラボ」は、ただの知識の習得にとどまらず、若者たちにとって下水道の重要性を実感し、自らの視点を広げる機会ともなっています。

会社情報

会社名
東京都下水道局
住所
東京都新宿区西新宿2-8-1東京都庁第二本庁舎28階南側
電話番号

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