新治療薬の共同研究
2025-10-30 14:42:34

神経変性疾患の新たな治療薬創出に向けた共同研究の開始

神経変性疾患の新たな治療薬創出に向けた共同研究の開始



第一工業製薬が、京都大学との共同研究をスタートすることを発表しました。今回の取り組みは、神経変性疾患の新規治療薬の開発を目指しており、特に多系統萎縮症、パーキンソン病、アルツハイマー型認知症など、厳しい現実に直面している疾患に光をもたらす可能性があります。

特に神経変性疾患は、脳内に特定の物質が蓄積することにより発症し、患者数は年々増加傾向にあります。2050年までには、パーキンソン病患者は2,520万人、アルツハイマー型認知症患者は1億3,900万人に達すると言われており、その治療法は確立されていません。現在のところ、対症療法が主流であり、本研究の成果が治療法の選択肢を広げることを期待しています。

共同研究では、第一工業製薬が開発した化合物を使用し、京都大学の髙橋良輔特定教授と共に、神経変性疾患の薬効評価と作用機序の解明を進めていく予定です。髙橋教授は、神経変性疾患の研究において豊富な経験を持ち、特にパーキンソン病に関する医師主導の治験を行った実績もあります。この治験では、安全性や有効性の研究成果が得られ、2025年にはその結果が国際的な学術誌「Nature」に掲載される見込みです。

また、共同研究のスタートにあたっては、EVER株式会社が提供する共同利用型研究施設「Share Lab EVER SHIMOGAMO」を活用します。

この施設は、実験環境を整え、研究を加速させるための重要な拠点となります。ここでは細胞培養や再生医療に関する高い技術を駆使し、京大の専門家たちとの連携によって、更なる研究が進むことが期待されています。

第一工業製薬は、合成および評価技術を活用し、健康寿命を延ばし、生活の質(QOL)の向上に向けて努力していく方向性を示しました。神経変性疾患に対する新たな治療法開発は、社会的に非常に重要な意義を持つと考えられます。今後の研究成果に目が離せません。

参考情報


  • - 京都大学 髙橋良輔(Ryosuke Takahashi)特定教授: 神経変性疾患、特にパーキンソン病や類似疾患の治療法開発に注力。
  • - 京都大学 松澤秀一 (Shu-ichi Matsuzawa)特定准教授: 多系統萎縮症及びパーキンソン病における新規治療法の研究。

Share Lab EVER SHIMOGAMOの特徴


この施設は、24時間利用でき、細胞培養や分子生物学の研究に必要な設備を完備しています。そのため、研究者が準備作業を省け、迅速な実験を開始することが可能です。大学発ベンチャーや大企業のR&D部門など、多様な研究者が利用を通じて、安全に研究開発を行える環境が整えられています。

共同研究の進展は、多くの患者の未来を明るくするかもしれません。今後の研究成果に期待し、注目していきましょう。


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会社情報

会社名
第一工業製薬株式会社
住所
京都市南区東九条上殿田町48番地2        
電話番号
075-276-3027

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