LINE WORKSのSales Tech事業が登場
LINE WORKS株式会社が、顧客とのより強固な連携を図るために新たなSales Tech事業を2025年から本格的に展開します。この発表は、同社のビジネスコミュニケーションツール「LINE WORKS」と、人気の通信アプリ「LINE」との連携強化を背景にしています。
LINE WORKSの成長とその背景
LINE WORKSは、ビジネスの現場に特化したチャットツールであり、コミュニケーションアプリ「LINE」との連携が特徴です。2024年1月時点では、導入企業数が46万社、利用者数が500万人を超えるまで成長しました。特に、金融や不動産、アパレル、自動車など、さまざまな業界におけるニーズを捉え、顧客とのつながりを強化しつつあります。また、「LINE WORKS」を通じて、顧客の「LINE」とのつながりも拡大し、営業活動への活用が増加しています。
Sales Techの具体的な機能
新しいSales Tech事業では、「LINE WORKS」から直接「LINE」に個別トークを配信するだけでなく、CRMで管理されているデータを活用しながら、顧客情報を一斉にメッセージとして配信できる機能が搭載されています。さらに、営業プロセスの自動化を支援する仕組みも用意されており、顧客のニーズに合った情報を「LINE」で迅速に受け取ることができます。
このように、Sales Techが顧客体験(CX)だけでなく、営業スタッフの体験(EX)を向上させることが期待されます。営業活動の中で、手間のかかる要素を簡素化できることが特に重要であり、営業担当者にとっての負担軽減につながります。
既存パートナーとの連携
このSales Tech事業は「有償API」を通じてパートナー企業との協業を前提にしており、すでにテクノロジーズ社が提供する「Circle」やVymo Japan社の「Vymo」を通じて、先行してサービス提供が行われています。これにより、CRMとの連携や営業活動の可視化が容易になり、より効率的な営業活動が可能になります。
未来の展望
LINE WORKS株式会社は、2025年から本格的なSales Tech Partner Programをスタートし、さらに多くの企業がこの新しいサービスを活用できるようになることを予定しています。これにより、顧客との接点を最大化し、ビジネスの成長を加速させることを目指しています。
LINE WORKSとは
LINE WORKSは、ビジネスチャットとさまざまな業務ツールを統合したシステムで、掲示板、カレンダー、アドレス帳など、一元管理可能な多機能性を備えています。使いやすさを追求し、導入から直ちに利用可能な環境を提供しているため、幅広いビジネスシーンで活用されています。
特に、オフィスワークだけでなく店舗や現場での活用が進んでおり、多様な業種・業態での利用拡大が期待されます。
会社概要
LINE WORKS株式会社は、2015年に設立され、東京都渋谷区に本社を構えています。代表取締役社長の島岡岳史が舵を取り、現在では日本国内の有料ビジネスチャット市場においてシェアNo.1を誇っています。
公式ウェブサイト:
LINE WORKS