「第1回白神検定」概要と目的
環白神エコツーリズム推進協議会が主催する「第1回白神検定」が2025年8月24日に実施されることが決定しました。この検定は、白神山地の豊かな自然と歴史、文化についての知識を深めることを目的に設計されており、幅広い層の方々が参加できる内容となっています。白神山地は1993年に世界自然遺産として登録され、アジア最大のブナの森を広がりと、ここでしか体験できない独特の自然環境を有しています。
この検定の公式テキストは、今年3月に出版された「別冊太陽 環白神の世界」であり、地理、歴史、文化など多岐にわたる知識が求められます。特に、エコツーリズムに対する理解が深まる内容となっており、地域資源を活用した旅行プランの実現にも寄与することが期待されています。
検定の詳細
検定は、初心者向けのグレード1に設定されており、出題されるのは全50問です。内容は「自然・地理」「歴史」「文化」「祭り・行事」「文学・芸術」「工芸・産業」「観光」「食」「人物」「暮らしと風俗」と幅広く、多角的に白神の魅力を問う形式となっています。検定問題の90%は公式テキストから出題され、合格基準は正答率70%以上とされており、受験者がしっかりと学習し、白神についての十分な知識を獲得できる仕組みになっています。
また、受験形式は現地受験とオンライン受験が選べ、受験料は現地が3,000円(オリジナルグッズ付き)、オンラインは3,500円となっています。受験者は2025年7月3日から8月18日までに申し込む必要があり、興味のある方は早めのエントリーがおすすめです。
伴うイベント
さらに、白神の検定に先立って、トークイベント「白神を知れば、旅が変わる」が8月1日にも開催されます。このイベントでは、白神山地と国内の他の世界自然遺産である屋久島の文化的魅力についての議論が交わされます。様々な専門家が登壇し、白神の詩情、歴史、そしてエコツーリズムの方策についての情報を共有します。
登壇者の紹介
アウトドアの専門家で、自然の魅力を伝えるための活動をしている仲川氏が進行を務めます。また他の講演者には、東京都立大学の教授である
山下祐介氏、屋久島アカデミーの代表を務める
小原比呂志氏、俳優で世界遺産検定マイスターの資格を有する
南圭介氏が参加し、それぞれの知識や経験を基にしたお話が展開されます。これらのイベントを通じて、白神山地のさらなる魅力を知ることができるでしょう。
白神の魅力を余すことなく体験するための「第1回白神検定」。ぜひとも参加して、白神山地の多様な魅力を学び、地域の自然と文化への愛着を深めてください。