Carbon EXがカーボンクレジット取扱高130万トンを達成
Carbon EX株式会社が運営するカーボンクレジット及び排出権取引所「Carbon EX」が、2025年8月末時点で130万トン-CO2に達する累計取扱高を記録しました。この数字は国内でも最大規模であり、企業や自治体の脱炭素経営やネットゼロ実現に向けた取引基盤の重要性を一層強調しています。
カーボンクレジット市場の成長
昨今の気候変動問題への関心が高まる中、カーボンクレジットの需要は急速に増加しています。企業は自社の直接排出(Scope1・2)のみならず、サプライチェーン全体を含めたScope3排出量の管理が求められており、信頼できるクレジットの調達が不可欠です。
また、日本国内でもESG(環境・社会・ガバナンス)への対応が求められており、オフセットを利用した脱炭素戦略の重要性再確認されています。2026年度から導入予定のGX-ETS(GX移行に向けた排出量取引制度)によって、排出削減義務とクレジット取引の制度基盤が整うことが期待され、今後の市場拡大が見込まれます。
Carbon EXの優位性
Carbon EXでは、ボランタリーカーボンクレジット、J-クレジット、再エネ証書など、さまざまな環境価値を取り扱っています。この度の130万トン-CO2という取扱高は、国内市場における同社の地位を確立するものです。今後も、取引可能な環境価値の種類を増やし、プラットフォームの機能向上を図る計画です。
カーボンクレジットの信頼性
Carbon EXでは、KYC(Know Your Customer)を含む審査プロセスが実施されており、高品質なボランタリーカーボンクレジットを扱う取引所としての信頼性が高まっています。評価機関や企業との連携によって、クレジットの質が保障されるため、安心して取引が行えます。
利便性を高めるサービス
さらに、Carbon EXでは自社のクレジットオフセットの取り組みを外部に公表することで、PRおよびブランドの向上を支援しています。取引したカーボンクレジットは、CO2排出量の可視化や削減、報告を行うクラウドサービス「ASUENE」と連携し、利用企業の利便性を向上させる機能も提供しています。
今後の展望
Carbon EXは、日本のカーボンクレジット市場のさらなる活性化に向けて、信頼性が高く、透明性ある市場の整備に注力し、持続可能な社会の実現に寄与していくことを目指しています。同社は、企業の脱炭素経営を強力に支援し、共に未来を築くパートナーとしての役割を担うことに意欲を示しています。
会社情報
- - 会社名:Carbon EX株式会社
- - 代表者:西和田 浩平、竹田 峻輔
- - 所在地:東京都港区虎ノ門1-10-5 KDX虎ノ門一丁目ビル WeWork 4階
- - 資本金:4億円(資本準備金を含む)
- - URL:Carbon EX公式サイト
- - 株主構成:アスエネ株式会社 51%、SBIホールディングス株式会社 49%