株式会社InProc(インプロック)が、シードラウンドにおいて2億円の資金調達を実施したことが報じられました。この資金は、企業の調達業務をAIと専門家の力で支援するサービスを展開するために活用されます。InProcのミッションは、「企業競争力の源泉である調達を再定義する」ことです。
株式会社InProcの概要
InProcは、東京都渋谷区に本社を置き、代表取締役CEOの吉江拓哉氏が率いる企業です。彼はこれまでコンサルティングファームでの経験を持ち、企業の調達改革を支援してきました。今回の資金調達では、株式会社alphaとAngel Bridge株式会社がリード投資家として参加し、ANOBAKA、杉田浩章氏(早稲田大学院経営管理研究科教授、ボストン・コンサルティング・グループ元日本代表)も加わっています。
調達業務を支えるAIと専門家
調達購買業務は、企業においてモノやサービスを社外から購入するための重要なプロセスです。この業務は大きく「調達」と「購買」に分けられます。InProcでは、この中でも「調達」に特化したBPOサービスを提供しています。特に間接材の調達業務にフォーカスを当て、その分野でのコスト削減やサービス品質の向上を図っています。
提供する主要サービス
1.
調達代行サービス「InProc Pro」
InProcでは、調達業務を専門家が代行し、AIを活用してオペレーションを自動化する仕組みを整えています。これによって、従来よりも安価で高度なサービスを提供可能にします。特に「修繕工事」「IT」「物流」「マーケティング」といった複雑な領域にも対応しています。
2.
調達AIエージェントの内製支援「InProc AI」
このサービスでは、各企業のニーズに合わせた調達AIエージェントを設計し、業務の生産性を向上させます。各社の特性を考慮した最適な業務プロセスの実現を目指します。
これからの展望
InProcは、今回の資金調達を受けて、エンジニアや営業、コンサルタントなど幅広い採用を進め、AIネイティブな組織を構築していく方針です。また、調達戦略の再構築や専門人材の供給においても新しいアプローチを試み、企業のコスト最適化や意思決定の質向上に寄与していきます。
投資家の声
投資家からのコメントも届いており、株式会社alphaの立岡恵介氏は、InProcのMissionが企業の経営基盤への重要な挑戦であると評価しています。また、Angel Bridge株式会社の河西佑太郎氏や山口拓哉氏も、間接材コストの最適化が持つ経営インパクトの大きさを強調し、InProcの経営陣の力強さとビジネスモデルに期待を寄せています。
代表者の言葉
吉江拓哉氏は、今回の資金調達に感謝の意を示し、AIを活用して調達領域の変革を目指すという社会的使命を言及しました。「調達を変えることで日本企業の競争力を変える」という志を持ちながら、企業の変革の実現に向けた取り組みを進める意気込みを表明しています。
お問い合わせ先
株式会社InProcに関する詳細や採用情報は、以下のリンクからご覧いただけます。
公式サイト
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