DAIWAのカーボン技術が医療の現場に革新をもたらす
グローブライド株式会社(東京都東久留米市)は、フィッシングブランド『DAIWA』を展開する企業として知られていますが、このたび、脳神経外科手術向けの新しい医療機器「STIヘッドピン」の開発に参画しました。東京慈恵会医科大学からスタートしたこの医工連携プロジェクトは、革新技術の融合を図る意義深い取り組みです。
脳神経外科における新たな挑戦
ヘッドピンは、脳神経外科手術で患者の頭部や頸部を安定させるために使用されます。従来のヘッドピンは金属製で、術中に行われるCTスキャン等で画像ノイズを生じるという課題がありました。これにより手術部位の確認が難しくなる場合があるため、新しいアプローチが求められていました。
グローブライドは、この問題を解決するため、透過性の高いカーボン素材に着目しました。この新しい「STIヘッドピン」は、術中CT撮影時における画像ノイズ(アーチファクト)の低減を目的とし、同時に高い強度性能を保持しています。
卓越した技術力の結集
この製品の開発では、釣用カーボンロッドの設計・成形に関する経験を活かしました。また、タカイコーポレーションの高度な加工技術と協力し、医療現場の厳しい要求に応えることができる強度と構造を実現しました。2026年5月7日には、CFR-PEEK製「STIヘッドピン」を使用した初の臨床試験が、東京慈恵会医科大学付属病院で実施されました。
STIヘッドピンの主な特徴
- - 画像ノイズ低減:術中CT撮影時の画像ノイズを抑えます。
- - 高い強度:安定した固定力を確保。
- - 金属アレルギーリスク低減:アレルギーに配慮した材料を採用。
- - ニーズに応じた設計:医療現場の要求に応えた構造です。
DAIWAの意義と今後の展望
グローブライドは「A Lifetime Sports Company」を掲げ、スポーツを通じた豊かな人生の実現に取り組んでいます。今回の医療分野への進出は、これまで培ってきた技術を活かし、社会課題の解決にも寄与することを目指しています。カーボン成形技術が、従来のスポーツ用品の領域から医療へと広がることで、多様な分野での責任を果たすことが期待されています。
このような取り組みを通じて、グローブライドは今後も様々な業界での課題解決に向けた挑戦を続けていくでしょう。
参画企業の概要
株式会社スパインテック
株式会社タカイコーポレーション
グローブライド株式会社